†旅禍一名捕獲†
「終ったか?」
「あぁ、一応神経と筋肉繋がったぜ。後は傷を完全に塞ぐだけだ」
「あ、それはしなくていい」
「なんで?」
「こいつ捕虜なんだぜ?全快に治して脱走でもしたらどうする」
「あ、そっか」
「適度に痛みが残るようにしとけって上に言われてるからな」
「ほいほい了解。しっかし派手に壊れてたなこの左手」
「なんか涅隊長とやりあったって話だぜ」
「まじで!?」
「それも倒しちまったんだってよ、あの涅隊長を!」
「うっそマジ?信じらんねーんだけど。コイツそんな強そうに見えないよなぁ?」
「なぁ?…っと、後は囚人服にとっかえたらおしまいだ。脱がすの手伝ってくれ」
「あいよ」
「なぁ…なんかさぁ、こう………ムラムラしてこねぇ?」
「…………なんかな………」
「…………」
「…………」
「さっきから全然起きねぇよな」
「起きないな…何されても起きないんじゃないか?」
「…………」
「…………」
「………殺さなきゃ、いんだよな?捕虜なんだし……」
「………そうだよな?別に殺さなきゃナニしたっていいよな…?」
「捕虜だもんな……」
「捕虜だしな……」
こうして自分のしらないところでも玩具にされる雨竜であった(笑)
end
掴まった直後の雨竜たんです。
傷は適当にこんな感じかなぁということで。治療後なのであまり痛そうではありませぬ。
おそらく着替えさせられてる時、意識ないのをいいことに玩具にされたろうってことで。
2004.05.02