†滅却師姫 2†




「いいねぇ若い男ってのは…ほんと興奮しちゃうじゃないのさ」
舌舐めずりをしながら、髪の長い女は滅却師に鞭を振り降ろした。
皮膚を打つ高い音と共に、滅却師の白い肌が赤く浮き上がる。
2度、3度と振り降ろされる度に色付く滅却師の肌。
「目的を忘れるなよ」
あまりにもその行為に興じている女に冷静な声がかけられた。
「ハッ、わかってるよ」
自分の世界に茶々をいれられ、女は不機嫌にそう答える。
「目的は…ボウヤを仲間にする事だったねぇ」
女の手が伸び、俯せにされた滅却師の髪をわしづかみにし頭をもちあげた。
「どうなのさ?そろそろ首を縦に振りたくなったかい?」
「…………」
滅却師はその問いに、無言で何も答えない。
「…ふふ、そうこなくっちゃ」
その態度に、むしろ嬉しそうに笑うと、
女は掴んでいた髪を放した。
滅却師の上体がドサリと床に伏す。
「もっと楽しませてくれなくちゃねぇ!」
ヒュッと風を斬る音がして滅却師の尻に
おもいきり鞭が打ち付けられた。
パァン!
一際高い音が響く。
「やっぱ尻は良い音だねぇ?」
愉快そうにほくそ笑む女の鞭が、執拗に滅却師の尻に振り降ろされる。
「ーーッ…!」
白い尻に大きな蚯蚓腫れが出来、更にその上に重なっていく。
キュッと口元をきつく結ぶと、滅却師はその仕打ちに無言で堪えた。

「さぁ…もっと我慢した顔みせとくれよ」
赤くなった尻の痕を女の指がなぞるように滑り、双丘の隙間に向かう。
こつん、とその指が硬い物に触れる。
其処には、太い玩具が既に体内深く埋め込まれていた。
「若いコの堪えてる顔が、アタシはたまらなく好きなのさ」
指に触れたそれを指先で掴むと、ゆっくりと、ひっぱる。
ズ…ルル…
「…!」
ビクリと反応した滅却師の膝が、細かく震え出す。
「どうだい、感じるかい?」
「……っ…は…」
吐息のような声を漏らし、滅却師は頭を振る。
「そうかい、気持ちイイかい…」
ズズズ…
「〜〜ッ…!」
ゆっくりと中に押し戻される感覚にも、滅却師は必死に堪えた。
「さぁ…気持ちイイのはまだまだこれからだよ! 」
ヒュッ
風を斬る音。
スパァ−ーン!!
皮膚を打つ高い音。
「…!!」
再び始まるスパンキング。
その刺激の度に散々弄られた秘部はヒクつき玩具を不安定に揺らす。

「こいつを落としたらもっと酷いお仕置だよ!」
ズッ!!
女は抜け落ちかけた玩具を膝蹴りで中に押し戻す。
「おぁッ…!」
内臓を揺さぶる衝撃に滅却師はたまらず声が漏れた。

「おや?良い声出せるじゃないかい」
その声に興奮したように声を弾ませると、女は手に更に力を込める。
「ホラッ!ホラッ!泣き喚きな!」
パァン!
パァン!
けたたましく笑う女の声と鞭打つ音色。
バウント達の見守る中、女王の宴は続く。


「ったく、強情なボウヤだねぇ」
一心不乱に攻め立てていた女は、息をきらせながらそう吐き捨てた。
一通り攻め抜き満足し疲れたのか、鞭を持つ手を下げる。
「…俺が変わろう」
その時一人の男が、前に歩みでた。

続く


そういやチャイナの下にズボン履いてたっけね。
まぁいいか。素足の方がSM感あるでしょ?(笑)


2006.09.03

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