†滅却師姫 3†




「…ダルク」
男が呪文のようなものを唱えると、
何も無い空間に鉄球が集束し、何かを形成しはじめる。
それは鉄の体でできた、女のようだった。
「あぁら、やっとアタシの出番かしら?」
高慢な口調であらわれたそれは、目の前の獲物を見ると嬉しそうに舌舐めずりする。
「壊さない程度にだ」
「あら残念…v」
主人であるその男にいわれ、ちょっと不満そうに拗ねてみせたが、
すぐに獲物に狙いを定め口元に笑みを浮かべる。
「それじゃ壊れないように…優しくネ…」
鉄の女の腕がボコボコと鉄球に分散し、肘から下の腕の部分に再構築されていく。
先端には小さな球、そして根元にいくに伴い大きな球へ。
1cmづつ大きくなっていく8個の球体が連なった腕。
「ウフフ…可愛がってあげるわよ」
先端の球が滅却師の中へ。
するりと簡単に飲み込まれてゆく。
「このへんはまだまだよねぇ?」
2つめ、3つめの球が、たいした抵抗も無く飲み込まれていく。
「……っ!」
4つめの球が通過しようとしたとき、
滅却師の体に目に見えて力がはいる。
「くッ…ぅ!」
4つめを飲み込み、5つめの球へ。
滅却師からうめき声がもれる。
「そろそろキツイかしらぁ?」
ニィ、と鉄の女の口が笑う。
「う…ァ!」
5つめの球も、中へ。
滅却師は突っ伏したまま肩で荒い息をしている。
だいぶキツいようだ。
「さぁ6個目…イクわよ…」
「う…くぅ…ッ…」
滅却師は内腿を痙攣させながら、
押し付けられた 球の大きさに合わせてアヌスを拡げていく。

苦しそうに、6つめの球をも飲み込んだ滅却師。
次に控えている球の根元を締め付けたまま、アヌスがびくびくと震えている。
「ほぅら…次のもオオキイわよぉ…」
そして7つめの球。
「う…うあ、あ…ッ!あぁッ…!」
7つめともなると、もう相当の苦痛だった。
直径は7cm、かなりの大きさだ。
滅却師のアヌスはその球を飲み込みかけては、吐き出し、受け入れられない。
「あぁん、拒んじゃダ・メ・よv」
妙に艶をつけてそう言うと、鉄の腕は滅却師の体をメリメリと抉じ開ける。
「ひ…ッ」
限界まで拡げられた其処が、硬い鉄の球によって更に押し広げられる。
皺の伸びきった肉孔が、ちょうど球の一番大きい部分
直径7cmの大きさへと拡張されていく。
「うがッ…ぐ、あがあぁッ!!」
其処を通過した途端、鉄の球はずるんと勢い良く飲み込まれていった。
「う…ッぐ、はァッ…はッ…うぅッ…!」
飲み込んでも尚、内側から圧迫する硬質な物体と通過時の痛みの余韻。
滅却師の口からは苦しそうなうめき声が絶えまなくもれる。
「あぁん堪えてる男ってイイわぁvこっちまで感じちゃうv」
鉄の女は身をくねらせて歓喜すると、滅却師の中に捩じ込んだ腕を引いた。
「うッ…アァッ!?」
内側から引っ張られ盛上がるアヌス。
再び其処は大きく拡げられていく。
「うッ…ア!…いぎっ…イッ…!」
モコモコと盛上がった肉孔が、ゆっくりと大きな球を排出していく。
ゴポン…
濡れた鉄の球が肉孔から飛び出した。
「フフ…あなたにはこの大きさが丁度イイのかしら?」
鉄の腕が、再び前進する。
「ひッ…ぃあァッ!」
排出を終えたばかりの孔に、また。
「あああぁッ!!」
7cmの拡張。
「す〜ぐ慣れちゃうわよぉこのくらい」
グブッ…ゴボッ…ヌボッ…ズポッ…
「ひぃッ!いッ、…ァっ!ひぎッ…!!」
7cmの球が、出たり入ったり。
「うぐ…ァ!ひィッ…壊…ッ、壊れるッ…!」
抜き差しの衝撃で体を前後に激しく揺さぶられ、
途切れ途切れにあげた滅却師の嘆願にも似た悲鳴。
バウントのリーダーと思われる男は、そんな滅却師に近付き
跪いて滅却師の髪を掴み顔をあげさせる 。
「ボウヤ…我々が君を必要としているということで、
壊されるような事は無いと高を括っていたのだろう?」
「うぐ…く、な…に…ッ…?」
傷のある口元が笑う。
「残念だが…『壊さない程度に』というのは、精神面の事でね。
君達滅却師の精神はそう簡単に壊れるものじゃない、そうだろう?」
そして冷たく淡々と言い放った。
「体は壊れていても、我々は一向に構わない」
「な…ッ…!?」
その言葉を受け、大柄な男は己の下僕に目配せをする。
「…ダルク」
「ウフフ…いわれなくてもわかってるわよ…v」
鉄の女は嬉しそうに笑った。
「さぁ滅却師、壊れる前に我々に協力するかね?」
気味の悪い程の笑顔で問いかける男に、
滅却師は嫌悪と拒絶を込めて睨み付ける。
「く…ッ!お前…の、好きにな…ッあ!?あ…アアアアアアァッ!!」
最後の、8つめの球が滅却師の孔を限界を超えて押し拡げる。
拒絶は絶叫に変わり、滅却の体を破壊していった。


続く



ダルクちょっと顔違うかもしれない。
ていうか前回のヨシとキャラかぶってんじゃん!
…ま、いいかどうでも(笑)
ようは鉄製アナルパール責かきたかったのさ。


2006.09.030

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