†侵食†
「あっ…あっ…もう入らな…ッ」
直腸の奥深くを犯され、狩谷は不自由な体を引き攣らせる。
だが狩谷の中に入り込んだ触手は、突起の付いたその身を更に前進させる。
より深い同化を求めて。
「ぎゃ!?う、うぅッ!」
ググッ、と狩谷の体の奥で何かがこじ開けられていく。
「んおあぁッ!?」
グポン!
侵入の滞っていた触手が、一気に10cm程その身を沈めた。
狩谷の体は第二の括約筋すら開かれ、更に深くへの侵入を許してしまう。
ズル…
「は……!?」
ズル…ズルッ…ズリュ…
触手は新たに開かれた道を犯しはじめた。
突起の付いた体を前進後退させながら、狩谷の直腸と大腸を擦りあげる。
「あぎゃ…ひ!ひぃッ!深…深いィッ!!やあぁあッ!」
二つの門を犯され、狩谷は悲鳴をあげて頭を振る。
「……足りないかもしれませんね」
人の声がした。
「ハレルヤを…」
「はい」
触手に拘束され動けない狩谷の左手に、ブレイン・ハレルヤが投与される。
「ひぃ!?……あ…あっ…んあ…」
途端、暴れていた狩谷はおとなしくなり、官能の声すらあげ始めた。
ブレイン・ハレルヤ…痛みや苦痛すら快感に錯覚させてしまう、危険な作用。
「気持ち良いですか?狩谷君。幻獣を体に受け入れるのはどんな気分ですか?」
「んあっ、あ、あふ…はぁっ、ああぁ…凄い、深すぎる…よぅ…っ」
かけられる言葉にまともに返答できる程、狩谷の頭は働いてなどいない。
「素晴らしいですよ…貴方の体はやはり最高の媒体です」
それにかえされる言葉もまた、会話など成り立ってないなくて。
言葉など、所詮どうでもいい手段だった。
目的を果たす為には言葉などいらない。
ズルル…
「あぅ…!?」
ズポンッ!
触手は突如、その侵入を止め一気に狩谷から身を引いた。
引っかかる突起に内側を捲りあげられながら、狩谷はその口を大きく開き内側を晒される。
そしてその開いた孔には、別の触手がぬるりと侵入してくる。
「ひゃぁッ!?」
ぬめる腸腔に疣々なその触手が一気に深くまで。
「いや…あむッ!?んぐぐッ!」
騒ぐ口にも別の触手が侵入する。
「んうッ!んっぐ、んん!」
咽喉の奥深く、狩谷の正常な呼吸を奪う程の侵入。
上からも下からも触手に貫かれ、まるで一本の触手に体を串刺しにされているような光景。
触手は次々と入れ代わり狩谷の二つの口を犯した。
「ひッ…あぐ、んぐぅ!ふぁ…ひぃッ!」
触手により全身を拘束されている狩谷にはそれに抗う術などなく、
襲いくる触手を順に受け入れていくより他にない。
ずろっ…
「ゲホッ!げほ、げほッ!…っ、はぁ、はぁ…」
口が解放され呼吸が回復すると、狩谷は苦しそうに咳き込みぐったりとした。
ぬろっ…
「あぐ…」
下を掻き回していた触手も、ようやく抜き取られていく。
既にハレルヤも切れかけているのか、刺激に快感を感じている様子も無い。
「はぁ…はぁ…ひっく…もぉ…やだ…」
「…何をいうのです?これは…貴方が望んだ事ですよ?」
「痛い…苦しい…もう…やめ…」
「いいえ、だめです」
泣きじゃくる狩谷に、責めるような声。
「貴方は…『彼』を受け入れるのです」
ぐちゅ
開ききった孔に再び触手が押し当てられる。
「ひ…」
ぐちっ
そしてその横から更に、もう一本。
「…えッ!?」
二本は狩谷の視界の中でその身を螺旋上に絡ませ、一本の触手へと変貌していく。
「や…だめだ…ダメ…そんなの…!」
ミチ…
二倍に大きくなった触手が、狩谷の孔を押し拡げる。
「い…っ…!」
ミチ…ミリミリ…ギチチッ
「いぎいぃぃッ!!裂ける…裂けるゥッ!」
軋みあがる狩谷の体を、強引に押し拡げる。
メリメリ……グボォッ!!
「んぎゃああああぁぁッ!!」
抵抗する肉を押し退け、極太なその身が狩谷の中に押し込まれた。
「ぎゃいぃッ!痛い…いだ…いだいぃッ!!」
狩谷が痛がろうと、泣叫ぼうと、その侵入は休む事は無い。
螺旋に組まれた体を回転させ、まるでドリルのようにズグズグと狩谷の孔に侵入していく。
「ぎゃはぁあッ!!嫌あァ裂けちゃうぅッ!!」
「……ハレルヤを」
「はい」
絶叫する狩谷に、更に薬物が投与される。
「さぁ…これで痛みは軽減したでしょう?」
「あ…がぁッ…!」
狩谷の瞳孔が開き、額に血管が浮き上がった。
痛みは多少和らぐが、正気を保っていられる許容量を超えてしまっていた。
だがそんな事は、この場では些細な事だったのだ。
ギチュ…メリ…
そして薬の効果が現れると同時に、触手が更に深く侵入する。
「んおぉッ…からだ…メリメリいってるぅッ…!」
窮屈な狩谷の孔を触手はゆっくりと右回転しながら深みへ沈んでいく。
そして今度は逆回転しながら外へと狩谷の内側を引っ張る。
「ひゃああぁ!内臓でちゃうぅッ!」
何度か往復し狩谷の身体が少し太さに慣れてくると、
その動きは次第に早く、極悪な動きへと変わっていく。
ぐぎゅっ…めぎっ…ぎちぃ…ぐぽっ…
「あッ…ぎゃうゥ!はぐッ…んあぁッ!あひぃぃッ…!」
悲鳴とも官能とも取れぬ奇声を発しながら、狩谷の身体は抉られる。
グボッ!ボプッ!ブギュ!
「んひいぃッ!んおぉぉッ!」
触手の動きに捲れた粘膜が擦れ、泡立った腸液がぶくぶくと吐き出され、
狩谷の其処は淫猥に音を立て触手を受け入れる。
より深く、より強い『同化』を求めて触手は狩谷の身体を貫く。
彼の全てを手に入れる為に。
「ひぁッ!ひゃふッ、あぉッ…壊れ…はひッ!壊…れるうぅっ…! 」
身体の破壊されそうな責苦に喘ぐ狩谷に、彼等は言った。
「えぇ…お待ちしておりますよ。貴方が『壊れる』のを…」
皆が見守る中『儀式』はいつまでも続いていた。
いろいろな事を無視して書いた触手もの。当サイト初触手かな?
じつはちゃんとした小説案があってその話の一部なのですが…
さきに凌辱シーンだけ公開しちゃいました(笑)
2005.11.30