「師匠、蝶です!アゲハ蝶ですよ!」
「!…雨竜や…その蝶が見えるのじゃな?」
「え?見えますよ?…ねぇ師匠、綺麗ですね?」
「……そうじゃな雨竜…綺麗じゃな…」

「そろそろこの子の存在を隠し通す事は出来ないかもしれんのぅ…」
無邪気に蝶を追う少年の未来に、最後の滅却師は己の理不尽さを思う。

本当にこの子を滅却師にして良いのだろうかと。

2003.02.20

ミニうりゅ描きたかっただけだったり。

戻る