†懲罰房†

ジャラ…
鎖の動く音と共に、吊るし上げられた男の体がガクンと沈む。
閉じる事の出来ない様開かれたまま固定された男の脚の付け根からは、
先程まで受けていた凌辱の残骸がドロドロと排出されていた。
「…起こせ」
乱暴に肩を揺さぶられ、揺れた長い髪の隙間から覗く瞳がゆっくりと開く。
「……どうかね天蓬元帥、懲罰房の味は」
李塔天は意識を取り戻した天蓬の顔を指で押し上げると覗き込んだ。
先程と同じように。
「………」
両腕を拘束されている天蓬は、先程のように殴ることが出来ない。
「これに懲りたら、二度と私に逆らおうなどと考えない事だな」
「………」
「何も言えぬか?…まぁそうだろう」
既に数時間、懲罰房で李塔天とその部下達によって輪姦され続けていた天蓬。
その肉体と精神は、もはや崩壊寸前だった。
「どうだ、そろそろ助けて欲しいのだろう?」
「………」
「私に許しを請え天蓬元帥!態度次第では…悪いようにはしないぞ?」
黙ったままの天蓬に、李塔天が調子づいて続ける。
「 そうだな…場合によっては私の『女房役』にしてやっても良いぞ?」
李塔天は天蓬の綺麗な顔を眺めまわしながら、いやらしく言った。
黙ったままだった天蓬の口が、ようやく動く。
「………御冗談…を」
勝ち誇った李塔天の顔を間近に、天蓬は馬鹿にしたように笑った。
「やれやれ …こんな、へたクソ…じゃ、僕は…全然感じませんよ…?」
「な…っ!?」
天蓬は掠れた声で、絶え絶えに言った。
「相手を…満足もさせられないで…よくいえたものですねぇ、李塔天…?」
許しを請う、などとんでもなかった。
許しを請う気など天逢には、はなから無い。
天蓬は逆に李塔天に思い付くだけの罵倒を浴びせる。
この状態に置かれていながら、彼の態度は最初と変わらない。
そうした態度が、たとえ更なる苦痛を招くだけだとわかっていたとしても、
この気位の高い男は、自分を堕としてまで偽ろうとはしない。
いや、出来ない性分なのかもしれない。
「フッ…強がりを…いつまでもそう強がってはいられまい!?」
口ではいくら強がっていてもその体は、 随分前から限界を訴えている。
「これでも…まだ強がっていられるか!?」
李塔天は、開ききったままヒクついていたその孔に、乱暴に指を突き入れる。
ゴリッ!!
いや、正確には指というよりは、拳だった。
「うあああぁーーーッ!!」
天蓬の体が大きく仰け反る。
拘束された鎖を鳴らし、全身を引き攣らせた。
「…弱い犬ほど…よく吠える…!」
李塔天はその拳を奥に押し込み数度抉ると、今度は力任せに一気に引き抜いた。
ズポォッ!
「ーーぐがッ…!!」
ジャラ…
天蓬の体が、再び鎖に体重を預け、沈む。
切れた其処から流れる赤い体液が、白液に混じる。
「おやおや…まだ寝るには早いですぞ?」
だがそれを許さず、李塔天は失神した天蓬の顔を叩き、無理矢理に起こす。
「さぁ…私に跪け、天逢元帥…!跪いて詫びるのだ!」
李塔天は最期のチャンスとばかりに、天逢に言った。
重そうな瞼を開けた天逢は、体に残る激痛を無視しするように、
口元に笑みを浮かべた。
「全然…ダメですねぇ…もっ…と、僕を気持ちよく…させて下さいよ?」
「な!?」
だが天蓬は態度を覆すどころか、先程よりも頑な姿勢で
李塔天を嘲笑った。
肉体はとうの昔に悲鳴をあげている。
しかし彼のプライドと意志は、決して揺るがない。
もはやこれは、強がりの域を超えていた。
「あぁ…あなたには出来ませんかねぇ?御老体ですしね…李塔天?」
「ーーーーッ…!」
李塔天の表情が引き攣る。
怯まない態度のこの男に、自分にひれ伏さないこの男に。
思い通りにならない苛立ち。
「……この男を休ませるな…続けろ!!」
「ハッ!」
李塔天の部下達は、命のまま天逢を凌辱し続けた。
「…ふ…っ…いくらでも…相手をして…さしあげますよ…!」
それが苦痛に顔を歪めながら、天逢元帥が意識のある内に言った最後の言葉だった。


再び天逢が瞳を開いた時、それは悟空が彼を助けに来た時だった。
「天ちゃんッ!!」
「…悟空…?…あぁ、少し遅いですよ…まったくもう…」

そう言って、彼は笑ったという。

 

end

2003.02.01



実際は非情にイイ所で悟空が助けに来て、なんだよ〜ちぇ〜っ(残念)って思っちゃったので、
ここではあの時助けが来ないで懲罰房にぶっ込まれて、そのまま輪姦されてしまったという流れで(笑)
ちなみに裸エプロンならぬ、裸ネクタイってなんだか凄くやらしくて好きですv
裸ネクタイに眼鏡ってたまんねーのよv 別にリ−マンマニアじゃないんだけどさ(笑)
…ていうか中まで見せてんなよ魅夜(笑)もうすっかり開ききっちゃってます天逢元帥(可哀相)


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