†潤専用の鞍†
「えッ?コレに…ですか!?」
「そうだ潤、なぁに、簡単な事だろう?」
「…で…でも…」
「いいから早く乗るんだ」
「は…はい…」
潤は鞍から突き出た突起の上に腰をゆっくりと降ろした。
ヌプ…
「ひ…っ!」
「ちゃんと座るんだ潤。そんな姿勢じゃ落ちてしまうぞ?」
「あ…は、はい…っ!」
ヌププ…
「ひぃ…ん、んっ」
長い突起部分が潤の中にぬぷぬぷと突き刺さる。
あらかじめ潤滑油の塗られていたその道具は、簡単に潤の中に入っていくのだ。
「あ…岡さん…っ、乗…り…まし…たっ…」
「…よし、それじゃコースに行こうか潤」
岡は潤の乗った馬の手綱を引いて歩き出した。
「は、ひッ!」
歩き出した歩調にあわせ、馬の背が上下に揺れる。
ぬぷっ くちゅ ちゅぷっ
鞍の突起が、上下に揺れる潤の体を出入りする。
「あっ、あう、はぁっ…」
突起が一定のリズムで潤の内側を擦りあげる。
ちゅく ぷちゅ ぬちゅっ
「あっ…あ、あっ、ん!」
「どうした潤?こんなくらいでネをあげるようではいかんな」
「は…いっ…!」
岡は練習コースまでくると、手綱を潤に握らせた。
「 それじゃあ走り込み練習だ」
ビクッと潤が驚く。
「えぇッ!?このままで?…む…無理ですッ!」
「…GO!」
岡は手にしたストップウォッチにスイッチを入れるのと同時に、
馬の尻にムチを入れた。
「ひ……ーーーーーッ!?」
走り出した馬の背が激しく揺れる。
じゅぼっ!ずぶっ!ぬぽっ!
「ひぁ!あっ、あぁーーッ!」
走るリズムに会わせて、鞍が潤を激しく突き上げる。
スピードの上がっていく馬上で、潤は振り落とされないように
本能的に手綱を操作する。
脚が震えて自分の体重をささえられず、鞍の上に座る形になれば、
より深く突起が潤を突き上げる。
ずこっ!ぬぶっ!ずちゃっ!
「ひ…ひっ、う…あッ!」
バランスを崩しそうになりながらも、潤は必死に馬の上で腰を浮かせる。
いくら腰を浮かせても、下から突き上げられる事に変わりは無いのだが、
その挿入される深さは大いに違う。
潤は突き上げられながらも、少しづつ腰を浮かせたままバランスを保っていく。
そして、完全に鞍から腰を浮かせ、馬の上に半分立ち上がったような姿勢を
確立した時、潤はハッとした。
「……あぁ、これは…この騎乗法は…!!」
岡は遠目に潤のその姿を見ながら、満足そうに頷いた。
「…そうだ潤、これがアメリカンスタイルだ!」
…こうして潤はアメリカンスタイルをマスターしたのだった。(嘘)
end
いやぁ、皆考えるよねこういう事(考えない?)まぁとにかく、こんな感じで岡の愛の(?)特訓により、
潤は国内でただ一人というアメリカンスタイルの出来る騎手になったわけですよ。でも本編ではアメリカンスタイルで乗ってるシーンって無いよね。圭吾にもあっさりマネされちゃったし(笑)
ちなみにアメリカンスタイルとは腰を高く浮かせて馬の負担を軽くし、小柄で非力な騎手でも大柄の馬を自在に扱える理想のスタイル…なんだそうです。潤様がそう言っていました(笑)
2003.01.19