†人身御供†

「ふふ…良いですよ、良い顔です」
レイムはネスティの流した血を指で拭うと、長い舌でそれを嘗め取った。
「あぁ…なんという甘美な味でしょう」
うっとりと瞳を細めると、更に血を流させようと其処を乱暴に掻き回す。
「はぁっ!うっ、…あぁっ!」
赤い体液が次々と白い肌を伝い、ネスティからレイムへと流れ落ちる。
「や、約束だ…これで、マ…マグナには…手を…」
「えぇ、クレスメントからは手を退きましょうとも」
レイムの綺麗な顔が怪しく笑う。
「貴方が…生きている間は、ね?」



もう直壊れる虚弱な玩具
クレスメントは
玩具に飽きてからでも良い
時間はまだある
どちらも、充分に楽しめる


そう、すべては私の手中にあるのだから…

end

 

マグナの為ならネスは簡単に自分の身を投げうっちゃう人ですものねぇ。
悪魔にとって自分の血が最高の甘露…それを知ったら、こういう交渉とか自ら持ちかけちゃいそうです。

どうでもいいがレイムの服はどうしてこんなにも趣味悪いのか(苦笑

2005.06.12



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