むしろ、長などでなければ良かった。
そうも思えて来る。
守護竜様の部屋の警護を任されているこの身は
余りにも優れ過ぎていた。
敵の物音を聞き逃す事無きよう発達した聴力は
部屋の中で営まれている情事の声を鮮明に聞き取ってしまう。
敵の侵入を見逃す事無きよう発達した視力は
守護竜様の御身に異変無きよう監視する為、室内の全てを視界に入れる。
『んっ…んぅ、守護竜…殿ぉ…』
高慢で高飛車な客人の、霰も無い姿。
赤い髪を白いシーツに散らし、甘えた声で守護竜様に縋り付く。
『可愛いですよ…セイロン』
普段は見た事も無い、守護竜様の雄の姿。
その情事を
毎日
ただ 黙視する。
この焦がすような不愉快さは、
何に対してなのだろう。
俺は、迷う。
無謀にも先代のイラストかいちゃったヨ(笑)
外見わかんないから想像でしか描けませんけどね…。
老竜と言われてましたが、見た目年齢はきっと若い男でしょう、と。
コーラルの大人版で髪が長い、というイメージが魅夜にはあったので、
勝手にそのような感じで描かせてもらっちゃいました。
セイロンは先代守護竜には甘えまくっているといい!
なにしろセイロンの事を子供扱い出来る貴重な存在ですからね。
もうあれだ、妄想の産物の極みということでひとつ生暖かく見流すということで(笑)
若総受の野望作品の基本中の基本、先代×セイロンでした。
2007.02.20