「危ない!」
「!」
突然シンゲンはセイロンの腰に手をまわし、自分に引き寄せた。
「…我は今、そんなに危ななんだか?」
「えぇ、今のはかなり危険な状態でした」
「……そ、そうか…?」
「まったく…あんな艶のある表情を戦闘中に浮かべられては、
危うく自分の理性が壊れてしまうところでしたよ」
「…………それが『危ない』…と?」
「えぇ!もう少しで場所見境なく襲い掛かるところでした。ふぅ〜危ない危ない…」
「…………」
「周りには気づかれてないようですね、他の誰かにあんな若の顔見られたら自分は…」
「シンゲン」
「何でしょう?」
「折れても一番戦闘に支障の無い箇所を申すが良い」
「ぇ………いや、その……ゴメンナサイです…(汗)」
セイロンがちっちゃすぎだなこれ。まぁいいや。
シンゲンは真顔で戦闘中にこういう事言いそうだなって思ってさ(笑)
2007.07.28