†君を手に入れた日†
「だめだよ手塚、そんなに暴れたら肘によくないよ?」
「不…二ッ…!」
「気を使って後ろ手に縛るのはやめてあげたんだからね…フフ、僕って優しいでしょ?」
「よ…せ…ッ」
「だからおとなしくしててね?」
「やめ…不二ッ…!」
にっこりと微笑む不二の瞳がすうっと開いた。
「大丈夫、君が思ってる程痛いもんじゃないとおもうよ?ふふ…」
今にも捕らえた獲物を食さんとしている豹のごとき瞳が現れ、
手塚の抵抗を無言なまでの圧力で封じ込めた。
「ずっとこうしたかったんだよ…手塚」
「い…嫌……嫌だ……不二ッ!」
左足を不二に抱えあげられ、手塚は我に返った様に再び抵抗を始めた。
「あんまり騒ぐと誰か来ちゃうよ?…いいの?こんなトコ見られても」
「……ッ…」
その言葉に思った通り押し黙った手塚に、不二がくすっと残酷に微笑んだ。
「…騒がないって事は合意の行為って事だよね?嬉しいよ手塚…君のナカに迎えてもらえるなんて…」
不二は乾いたままの手塚の中心の窪みに、熱い肉体を押し付けた。
「ひ…っ…!」
手塚はこれからやってくる未知の痛みに怯えた。
教室の隅とか部室の隅とか廊下の隅とか、そんなかんじのトコでやられてると思って下さい。
基本的に黒不二推進なので魅夜が描くとこんな不二塚になってしまいますです。
2002.09.29