†遅れてきたカリスマ†


「コーチとは認めない」
誰かがそう言った。
竜崎のかわりにコーチとして現れた手塚を、面々は快くは受け入れてくれなかった。
それもそうだろう、
本来なら自分と同等の立場であるべき中学生の彼が自分のコーチなど、
この個性的な輩の集まりは納得もできないしプライドも許さない。
「なにをするつもりだ手塚?」
「…この状況ではしかたあるまい」
皆に認めさせるには、手塚の『実力』を披露するしかなかったのだ。

「もう…いいだろう…っ?」
ひくつくアヌスから大量の体液を垂れ流しながら、洗い呼吸で手塚は言った。
「次、俺いいすか手塚さん! 」
「俺も!」
「僕もゼヒ手塚さんと…」
だが次々と名乗りをあげる対戦者達は病み上がりの手塚を少しも休ませてはくれない。
テニスの腕を披露しようと上着を脱いだだけだったのだが、
何をどうした展開か、そのまま輪姦され始めた手塚。
だが、その行為もあながち無駄ではなかったのだ。
『手塚国光』 という存在をどんな形であれ、認めさせる為には。
「さすがだな手塚…」
観戦する皆も手塚のあいかわらずの素晴らしさに感歎の溜息を漏らしている。
「手塚さん、僕らは貴方を認めます」
「貴方は最高です…!」
手塚を目の当たりにした皆は彼を認め、賞賛した。
「手塚新コーチ万歳!」


「ち…違う、何かが違うぞ…」
そう思わずにはいられない手塚だった。

2004.07.25




帰国早々、合宿で輪姦される手塚。
こうしてすべての『モノ』が、『 手塚ゾーン』に吸い寄せられていくのさ(笑)
え?だって6月末のアニメの展開ってこんなだったじゃん!?(違)


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