†裏・憧れの人†


「一体なんだろうリョ−マ君、部活後に生徒会室に来いだなんて…」
もう校舎は真っ暗で生徒会の人もいないとは思うが、
なんでわざわざ生徒会室なんかに?と思う。
リョ−マは生徒会でもなんでもないし、自分だってそんな場所に入った事もない。
ただ、リョーマの 『会わせたい人がいる』の一言で来てしまったのだ。
会わせたい人…それはもしかして、この部屋に居ても不思議では無い
あの人かもしれないから…そう思って。
「…失礼します!」
意を決して生徒会室をノックする。
「どうぞ」
聞こえるのはリョ−マの声。
「………ーーーーえッ!?」
扉を開け目に飛び込んで来たのは…
「な…なに…?手塚部長!?どうなってんのリョ−マ君!?」
腕を縛られ全裸に剥かれた、憧れのその人の姿。
「か…加藤…!?」
突如現れた意外な人物に、手塚が動揺する。
「会わせたい人がいる、っていったでしょ?」
リョ−マは手塚の 身体を引き摺り起こすと、その肌に指を這わせる。
「あんたの事、聖人や神かなんかと勘違いしてるヤツがいるんだよ」
来客に向け、リョ−マは手塚の脚を無理矢理開かせた。
「や…め…!」
隠すもののない手塚の身体が、惜し気も無く晒される。
「だからさ、みせてやんなよ。あんたの本性」
意地悪な指が手塚の敏感な身体を刺激する。
「や…あ!やめ、越前…や…!」
そして、特に弱い部分を爪で軽く引っ掻いた。
「っあ…!」
びくん、と身体を揺らした手塚の先端が濡れる。
「ほら、見なよ」
それを指先に絡め取ると、リョ−マは手塚のアナルに指を伸ばす。
己の先走りで濡れた指が、手塚の身体をこじ開ける。
「や…!」
リョ−マの指を、手塚はたいした苦もなく飲み込んでいく。
「一本…二本……もう、三本も」
強引に指を増やされ、手塚が表情を歪めた。
「ほら…いやらしいよね部長のココは」
見せつけるように、リョ−マは手塚のアナルを丹念に嬲る。
「は…あぁ…ダメだ…見るな加藤…あッ…!越前っ…やめ…ッ」
慣らされた手塚の身体は、人の視線の前とはいえ刺激による反応を隠せない。
「さぁ…見せてやんなよ」
リョ−マの指が抜かれ、手塚の尻に熱い塊が当たる。
「これが、本当の姿なんだってとこをさ」
「あ…ーーーッ!!」
カチローの目の前で、リョ−マは手塚と繋がっていく。
「やめ…ろ!越前っ、やめ…っくぅ!」
必死に声を押さえようとする手塚に、リョ−マはわざと身体を揺らす。

繋がった部分を乱暴に出し入れされ、手塚が声を詰まらせた。
だが手塚の意思とは裏腹に、捲れた部分がリョ−マに吸い付きいやらしい音をたてる。
「手塚……部長…」
そんな手塚をカチローは身動きも出来ずに凝視していた。
「や…見る…な、加藤っ…やぁッ…!」
「嘘だね。感じるんでしょ?見られてもイイんでしょ、変態マゾ部長」
「や…っぁ…!」
耳元でささやくリョ−マの声にさえも、手塚の身体にゾクゾクと何かが走る。
見られている、というその事実が手塚に普段にはない興奮を芽生えさせた。
日々慣らされ続けた手塚の性感は、もう押さえる事など出来なかった。
「あ…んっ…くぅ…、ふっ…」
あきらかに否定以外のその声。
カチローの前で、手塚は淫らな吐息を漏らしはじめる。
「どう?憧れの部長は」
「あ……」
その様を見ていたカチローは、急にそう問われ真っ赤になって前屈みになる。
疼き始めた若い欲望が、自己主張を始めていた。
憧れの人のこんな姿を見せられれば、無理も無いものだ。
「……来れば?」
リョ−マは自分が入っている其処をカチローに向けた。

「え!?」
どちらともなく驚愕の声。
「部長なら平気だよ」
「な…越前!?」
意地悪く笑うリョ−マに抗議するように振り返れば、
すぐ前方に人の気配を感じ手塚は前に向き直る。
「ぶ…部長…僕…」
泣きそうな顔で間近に迫ったカチローの姿に、手塚は息を飲む。
「よ…よせ加藤…」
威厳の欠片も感じない弱々しい声で手塚は首を左右に振る。
「僕…僕…」
だがカチローは留まることはなく、己の欲望を露呈させ手塚に迫ってきた。
そして、先客のいる其処に己の欲望を突き付ける。
リョ−マは口元に微笑を浮かべ 、自分を喰わえている其処を指で押し拡げる。
「よせ……!」
「僕…ずっと前から部長のことがあぁぁ〜〜ッ!!」
メリッ!
「んおあああぁあーーーッッ!!」
カチローの熱い想いと共に、熱い塊が手塚をこじ開けた。
「うああぁッ、僕…部長に入ってるぅッ…!」
己の敏感な部分を締め付ける始めての肉の感触に、幼い性は興奮する。
「あっ、あぁっ!熱い!部長の中熱いですっ…!」
ギヂッ! ギュプッ! ミチッ!
SEXのSも知らないようなカチローの行為は、ただ闇雲に激しく突き上げる。
「ひぃ!いッ…ひぎッ!!」
激痛が手塚を襲った。
「あぁ…部長が…部長が僕に吸い付いてくるよぉッ!」
「いッ…アァ!加藤…っ、待っ…いぎッ!やめ…てくれ…っ!」
稚拙で雑なその動きは手塚の痛みを増幅させ、耐え兼ね手塚はぽろぽろと涙を零し始める。
「部長…手塚部長…っ!好きですっ…大好きですぅ〜〜!!」
カチローには相手の事を気づかう等と言う余裕など無かった。
自分の欲望をぶつける事で精一杯だったのだ。
「…まだまだだね」
そんなカチローをリョ−マは馬鹿にしたように鼻で笑う。
が、当のカチローはそんな皮肉など気にならない程行為に夢中だ。
「それじゃ…あとは任せるとするかな」
リョ−マは窮屈な其処から、力任せに己を引きずり出す。
「はひゃッ…?!」
急に体積が減り、拡げられて居た其処が楽になる。
だがそれは、ほんの僅かな間の休息に過ぎなかった。

「………だからさ」
リョ−マは衣服を整えると、カチローの入って来たドアに目線をやる。
「いつまでもそんなとこいないで、入って来たら?」
「ーー!?」
リョ−マが声をかけた扉の向こうから、ためらいがちの人影が二つ現れた。
姿勢は…前屈みだ。
「ほ…堀尾君、カツオ君!?」
先に帰っていたと思った二人が現れ、カチローが驚いて声をあげる。
「う…あ、あの…」
「カチロー君がこっち向かってたから…なんだろうと思って…」
困ったように必死に言い訳する二人にリョ−マが割って入る。
「だからさ、結局…何がいいたいわけ?はっきり言えば?」
冷たく結論をもとめるリョ−マに、二人は顔を見合わせると口を揃えて言った。
「お…俺達も…ずっと手塚部長のことが…っ!!」
そういって、欲望を露に手塚に駆け寄って来た。
「な…ッ!?」
そして驚愕する手塚の其処に、幼い欲がさらに突きつけらられる。
「や…やめないか、お前等…っ!?」
手塚の静止の声にはいつものような強制力がなく、彼らの行動は止まらない。
「手塚部長っ、俺のも…!!」
「だ、だめだ…っ、同時など…!」
手塚の必死の静止も虚しく、先客のいる其処に幼い欲望が強引に割り込んで来る。
メリ…ッ!
「あがぁッ…!?」
再び拡がり、先程の激痛が蘇る。
「部長…僕も…僕もっ…!」
そして定員オーバーの其処に、さらにもう一本。
「ひ!?だめだ…だめっ…」
ミシッ… ギチギチッ!
「…や…っアアアアァアアーーーーッ!!」
肉の棒が三本、手塚の中に捩じ込まれていく。
「うわあぁっ!部長の中キツぅッ!」
「あぁん!す、すごいぃっ!」
「部長ッ!部長ッ!」
ギヂッ!ミチッ!メリッ!グヂュ!
幼稚な欲望がバラバラのリズムで手塚を突き上げる。
「ひぎゃぁああッ!!」
憧れの部長の身体に無中になっている少年達の中で、手塚は絶叫し続けていた。

「それにしても…アンタってほんと頑丈だね?」
リョ−マが呆れたように笑った。




2005.12.21




一年トリオに輪姦される手塚。…いや、輪姦ではないか、同時だから(笑)
というわけで伏線を張っていた後輩×手塚なのです。カチ塚(+α)なのです。
こんなの自分以外に描く人いるんだろうか(苦笑)

戻る