「…しょうがねぇ、今日は後一人で勘弁してやるか」
不意に聞こえた声に、少年の死んだような瞳が輝いた。
「あ…ありがとう、ございます…ひっく…」
一日で廃品になってしまうのは、彼等にとっても都合が悪い。
情けではなく、ただそれだけの意味の言葉。
だがそれでも少年には救いだった。
あと一人。
あと一人我慢すればいい。
そう思うだけでも、少年には充分な救いの言葉。
この行為がこれで終わりになってくれるとは、正直思ってはいない。
おそらくは、明日も、そして明後日も…続くのだろう。
どこまで、いつまで、こうなのかなんて分からない。
だが次が終ればひとまずは休める、それだけは確かな事実。
今はこの地獄から一時的にでも解放されるなら、それで嬉しかった。
「それじゃあラスト1だ」
「は…はい…!」
訪れる終幕の兆しに少年が安堵の表情をのぞかせたのも束の間、
目の前に現れた大きな影に、少年の顔は凍り付いた。
「 え……?」
それは2mをこえる程の、巨漢。
小さな少年から見上げると、まるで大木のようで。
そして差し出されたソレは、其れこそ丸太のようで。
「えっ…えッ!?
そ、それ…ッ」
「そろそろ入るだろ?わざわざ最後にしてやったんだからな」
少年の脚程ある丸太が、帝国兵達の排液を垂れ流す孔に押し当てられた。
「こ…こんなのっ…こんな大きいの、裂けちゃうよぉ!」
今までに入れられたどれよりも、大きい。
太くて、長くて、大きい。
「じゃあ裂けない様に頑張んな」

「そんな…っ」
押し当てられた先端が、ググッと窪みを押し開く。
「ひいっ…!!」
ピン、と少年の脚が突っ張り、足のつま先の指がキュっと丸まった。
「そんなに力入れてると本当に裂けちゃうぜぇ」
「…怖い…怖いよぅ…」
こんなものが入ってしまったら、其処がどうなってしまうのか。
裂けてしまったら、破れてしまったら、
彼等にとって用済になってしまう。
破壊される恐怖も然る事ながら、
全てが終る、その恐怖。
「そう怖がるなよ小鳥ちゃん」
おびえる少年の頭を、大きな手が鷲掴むように撫でた。
「ちょ〜っとチクッとするだけだからな?」
少年の頭を掴んでいた大きな手は、
そのまま少年の両肩を掴んで、唐突に下に押し付けた。
「ーーーーーーーーー!!」
ビグン、と少年の身体が大きく震えたかと思うと、
ズズッ…と少年が下に大きく沈む。
「…ぁ…あ、あっ、ああああああァッ!!」
数秒遅れて、少年が割れたように絶叫した。
「…驚いたな、本当に入っちまったぜ」
大きく拡がった少年の其処は、
少年の体格比にはあまりにも太いモノの先端を
皺をめいっぱいに延ばし、しっかりと飲み込んでいた。
「ヒッ…ひぃッ、…さ、裂けッ…!」
次第に巨棒の茎には、痛々しい赤い糸が幾筋も絡み付いてくる。
「おい、壊れたんじゃないか?」
「いや…凄い締めつけだ。壊れちゃいねぇって」
帝国兵達に散々弄ばれた少年の其処は、
これまでの過程で充分な拡張調教になっていたのだ。
出血と激痛を伴いながらも機能を破壊する事なく、
自分の脚程の肉棒を受け入れる程に。
「娼婦も根をあげる俺の大砲を喰わえ込むとは…
ガキのくせにやるじゃないか小鳥ちゃん」
「小さくても亜人だなぁ?」

もともとランカスタの肉体は人間よりも丈夫にできており、
そのしなやかな筋肉は、人間よりも柔軟性が高い。
勿論、其処も例外ではなかった。
その為無茶と思える行為すらも、幸か不幸か人間より案外耐えられてしまう。
「それじゃあ全部いれちゃうからな?」
帝国兵は耐久性の高い都合のイイ玩具に、
容赦なく巨木を押し込みはじめる。
「ひぎィっ!?あ…アアアァァっ!!」
だがそれは、可能だ、というだけで
平気、とは違う。
むしろ人間よりも感覚の研ぎすまされたランカスタにとって
触覚も、痛覚も、人間の其れを上まわるのだ。

「うあああぁ裂けるぅ!!お尻壊れるうゥ!」
ミシミシと骨が軋みあがり、内側から肉体を破壊されそうなその苦痛。
今までの比ではないその痛みに、
それまでたいした抵抗も見せなかった少年は、バサバサと羽根を羽ばたかせ、
身体を浮かせそれから逃れようと必死に暴れ出す。
「羽根切り落とされてぇのか!」
帝国兵は小さな頭を拳でひとつ殴ると、
動き出した邪魔な物体を鷲掴みにして下に引っ張った。
「黙って飲み込め!」
羽根を押え込まれた少年の身体は、強引に下に押し付けられ
逃げ場を失った少年の身体が、がくんと沈んだ。
「ーー!?」
後ろに仰け反った少年の腹が、内側から歪に盛上がる。
極太の棒は一気に根元まで少年の中に突き入れられ、
直腸を通り抜けて、更にその奥にまでも到達した。
内臓全体を押し上げられたような圧迫感。
「あ…ぐ…」
少年はガクガクと痙攣を繰り返しながら、意識が遠のいていくのを感じ、
強張った全身からは次第に力が抜けていく。
「お?なんか急に緩くなったぞ?」
そう帝国兵が言い終わらないうちに、
かくん、と少年の首が前に倒れた。
「…こいつ、寝やがった」
勿論それは、睡眠ではなく失神。
たとえランカスタの肉体がこの暴力に耐えられたとしても、
感覚も、精神も、小さな少年には耐えられるものではなかった
のだ。
「休むのはこれが終ってからって…言ったろ!」

しかしそれも許されず、
帝国兵は都合良くも握り易い少年の髪を掴むと、乱暴に引っ張った。
首がもげそうな勢いで後ろに傾き、
ビク、と少年が覚醒する。
「イッ…ああぁッ!」
再び瞳を開いた少年には
痛む首よりも先に、下半身の激痛が襲い掛かる。
「俺がイクまで寝させねぇよ!」
ズルル…
きつく締めつけ絡み付く少年の粘膜を巻き込みながら、
物凄い質量の物体が、少年の体内を動く。
「あぎぃィッ!?」
挿入されただけで気を失う程の質量は、骨と粘膜を擦りあげながら
小さな孔を容赦なく突き上げ始める。
「がアァ!?こんな、苦…しっ!もうダメぇッ!!壊れる!壊れるうぅぅ!」
限界にまで拡げられた孔を高速で擦りあげられ、
少年は心底苦しそうな声で必死に訴えるが、
もちろん、そんな訴えを聞き入れてもらえるはずもなく。

「だから壊れないよう頑張れっつってんだろ!もっと力抜かないと本当に裂けちゃうぜ?」

「無…理ッ、あぐ、ウッ、あ、アッがああぁ!!」
動かれる度に少年の身体は跳ね上がり、其れを周りの帝国兵達が押さえ付けた。

泣き喚いても懇願しても、決して解放はされない。
苦しさに身体に力が入れば、更に自らに苦痛を招くだけ。
わかっていても、苦痛を楽にする為に力を抜くなんて事、
少年にできる余裕などない。
「たしかに、小鳥ちゃんにはちょっと大きかったみたいだけどな。
まぁ、毎日やってりゃそのうち慣れるだろ」
「あぐ!うぐっ…ぅ…」
到底慣れるとは思えない苦痛の中で、少年の意識は再び薄れていく。
痛みを感じなくなってくる、僅かな幸福感。
「だから寝るなって!」
「あぅ!」
締めつけが緩くなって来たのを悟られ、少年はまた頭を殴られ覚醒させられる。

行為が終るまでは、意識を手放す事を許されない。
最後の帝国兵をちゃんとイカせるまでは、逃げられない。
「ぃ…いい、ですからぁ!眠って…間っ、好きに、使って…いいですからァ!!」
意識が無くなっても、彼等の欲求をみたすことは出来る。
身体さえあれば、彼等の処理はできるはず。
願わくば意識のない内に全てが終ってくれますようにと、
そう思って、少年は必死に妥協案を訴える。
「バーカ反応がなきゃ面白くないだろうが」
だがその願いも、やはり受け入れてなどはもらえない。
「鳥はさえずってなんぼだろ!ほらもっと鳴け!!」

ただ、ヌケればいいのではない。
それではオナホとかわらない。
生きているから、反応があるから、
彼等にとって意味があるのだ。
彼等にとって面白いのだ。
「嫌、あ、ああアああァッ!!

更に激しくなる攻めの中で絶叫する少年は、
声と、容姿と、その全身をもって
彼等の性欲と支配欲を満たしていくのだった。





2010.03.22


とりあえず継続凌辱中。
マウスオンでセリフ付画像に切り替わります。

 

戻る