<賞讃しあう男達>
ジェイド「一人で千人ですか!それはすごいですね〜」
八戒「いえいえ、あなたに比べれば!あなたこそ一人で全滅とかでしょう?」
ジェイド「そういう時もありましたかねぇ」
八戒「またまた、御謙遜を!実験とかも凄かったっていうじゃないですか〜?」
ジェイド「昔の話ですよ?今はもう、ほら、見ての通りの年寄りですから」
八戒「おやおや、どこに年寄りがいるんですか?とりあえず僕の前にはいないみたいですねぇ」
ジェイド「お上手ですねぇ〜。さすが現役カウント更新中の方は違います!先程の暴漢撃退も素晴らしい限りです」
八戒「なんのなんの、貴方も充分現役じゃあないですか」
ジェイド「さすが自ら抉るだけありますね〜」
八戒「自らを被験体にするのもたいしたものですよ?それに僕には島ごとなんて決断到底出来ませんし!」
ジェイド「でもそれは私の意思じゃありませんしねぇ」
八戒「やっちゃったら一緒ですよね〜(笑)」
ジェイド「ですよね〜(笑)」
一同………」
八戒「おや、みなさんいらしてたんですか!」
ジェイド「どうしました?そんな部屋の端で」
雨竜「いやなんというか、あまりにも盛上がってて声かけれなかったっていうか」
狩谷「話し掛けちゃいけない空気を感じたっていうか」
潤「…ていうかお前等、今一体なんの話題してた?」
八戒「たいした話ではありませんよ?」
ジェイド「皆さんにお伝えする程の事ではありません」
潤「絶対とんでもないことだったろ…(苦笑)」
手塚「しかし知らないうちに二人とも随分と親しくなっていたのだな?」
八戒「何言ってるんですか、最初から仲良しですよ?ね〜ジェイド?」
ジェイド「ね〜八戒v」
ネス「なんだろう…会話とは裏腹にこの張り詰めた空気は(汗)」
セイロン「まぁ仲良くなったのなら良いではないか。それより早く進行するがよい」
八戒「そうですね、皆さん揃ったことですし…それじゃあ毎度お馴染み、恒例の六周年記念座談会始めますよ〜!」
ジェイド「今年でもう六回目ですか、時がたつのは早いものですねぇ」
一同「あんたは初めてだろうが!」

 



六周年記念座談会
(2008.07.11

座談会参加者




<六年間の人員変移と募る不安>

手塚「しかし六周年か…本当に長い事やっているものだなこのサイト」
雨竜「毎年ちゃんとこの座談会だけはやるよね」
潤「このサイトも年々人が増えたよなぁ」
八戒「そうですね、開設当初は僕ら二人だけでしたもんね」
手塚「開設二ヶ月後には既に俺はいたぞ」
雨竜「半年後には僕もいたね」
狩谷「僕が来たのは、たしかちょうど一周年の時だよ」
潤「最初の年でもうすでに三人増えてんだな。あれ?お前いつだっけ?」
ネス「僕はその翌年、2004年の8月16日だったな」
狩谷「あいかわらず記憶が細かいな君は(苦笑)

雨竜「この6人で定着するのかなぁって思ったら竜弦とかいきなり乱入してくるようになってさ」
潤「あの頃から座談会にBLEACHの参加者とか多くなって収集つかなくなってきたんだよな」
ネス「大体このサイトは攻が多すぎないか?受に対して攻もひとりでいいだろう!」
手塚「たまに顔をだすやつを含めれば、攻などいったい何人いるのかわからんな」
八戒「でも受も増えましたよねぇ。 去年、今年と立て続けにセイロンさんとジェイド増員ですもんねぇ」
セイロン「む、なんだ?我は招かれざる客であったか?」
ネス「いや、あの時は本当に君が来てくれて助かったよ」
狩谷「どうしようもない状態だったしねあの時。君がきてくれてなかったらどうなっていたことか…」
ジェイド「いえいえ礼には及びません」
雨竜「いや君じゃ無い!」
ネス「いきなり問答無用で僕達を殺そうとした男が何をいうか!」
潤「むしろお前は本当に招いて無い!」
ジェイド「おやおや心にもないことを。みなさんツンデレですねぇ(微笑)」
手塚「だめだ…勝てる気がしない」
セイロン「だからそういがみ合おうとせず、我のように受け入れれば良いのだよ。あっはっは♪」
八戒「寛大と脳天気って紙一重なんですよねぇ…(溜息)」
セイロン「何か申したか?」
八戒「いえ、セイロンさんは個性的ですねぇ、と」
セイロン「そうか、うむ!おんりーわんというやつだな?はっはっは」
雨竜「この人はこの人で、案外対応疲れるんだよね…」
ネス「悪気が無いのはわかるんだがな(苦笑)」
狩谷「周りに迷惑かけてる自覚の無い奴って本当どうかと思うよね」
潤「だからお前がそれを言う…って、この突っ込みも何回いれたもんだかな(苦笑)まったく、今年も赤目三兄弟には更に手をやかされそうだよ」
手塚「赤目三兄弟?」
潤「こいつと、こいつと、こいつな」
赤目三兄弟「この三人?」
八戒「あぁ、瞳の赤い三人組ですね」
ジェイド「赤目三兄弟ですか…ふむ、そのレトロなセンス嫌いではありませんね。ということは私、赤目長男ですか♪」
セイロン「なにを言う小童、我が長男に決まっておろう!」
狩谷「どっちが長男か争う程のことか?ていうか僕、瞳なんか赤くないし!一緒にしないでほしいな」
ジェイド「そういやそうですねぇ? 赤目三兄弟なのに何故三男は赤くないのでしょう?」
ネス「知らなくて良い事もあるってことさ」
狩谷「ていうか僕を三男ってよぶな!」
手塚「改めてみると、赤目の奴は皆暴走癖のある曲者ばかりではないか…やはり赤目は油断ならんな(ぶつぶつ)」
ジェイド「何か言いましたか?
国光」
手塚「う!相変わらずの地獄耳(汗)」

ジェイド「そう邪険にしないで下さいよ。今の私はたいした術もつかえないただの年寄りなんですから」
雨竜「そういや、まだあの時の封印術ってかかったまんまなのかい?」
ジェイド「えぇ、あの馬鹿が作った割には頑固なロックがかかってましてね。解除していたらとっくにこんな所から離れていますよ」
八戒「まったく、やっかいですよねぇ」
ジェイド「えぇそうなんですよ」
八戒「貴方がここに残る事が」
ジェイド「…言いますねぇ(微笑)」
八戒「言う時は言いますよ?(微笑)」
鬼畜眼鏡「………(黒い微笑)」
セイロン「だからいがみ合うでないというに…」
ネス「冒頭が仲良さそうに見えたのもやはり上辺か…先が思いやられるよ(苦笑)」
雨竜「こんなんで大丈夫なのかなぁこのサイト…」
手塚「いっそのこといがみ合ってこのサイトを潰してくれればいいのだ」
一同「まったくだ…」






<例のアレ>

狩谷「ところで六周年の今年は何をやらされるのかなぁ…はぁ」
八戒「なんですか?その視線は。今年のは僕も知りませんよ?」
雨竜「え!?八戒さんが知らないだなんて、ということは誰も知らないってことじゃないのか?」
八戒「僕がなんでも裏で糸引いてるみたいな言い方ですねぇ」
ネス「わりと引いているじゃないか…」
手塚「何周年だろうとたいして違いは無い。どうせ去年のようなくだらないことだろう」
潤「そういや去年って、五周年で何やったんだっけ?」
八戒「アレですよ、ほら、カルトテスト」
潤「あ〜〜あれか!」
セイロン「人の世の腹黒さを垣間見た座談会であったな」
ネス「人の事いえないだろう君(苦笑)」
手塚「しかし変な企画だったなアレは」
雨竜「まったくだよ!本当酷い目にあっ…」
竜弦「……いったいいつ終るのだ!!
一同「うわ!?びっくりした!」
八戒「おや、いらしてたんですかパパさん」
竜弦「去年の罰ゲームは一体いつになったら終るのだ!!」
ネス「罰ゲーム?あぁ、『裏商店』だっけ?地下二階で連載中の」
雨竜「ハッ!そっ、そういえば、とばっちりうけた僕も去年から一緒に罰受けっぱなしじゃ無いか!どうしてくれるんだよ!?」
竜弦「そんなことは私の知ったことではない!むしろ私が知りたい!」
狩谷「そういやあれって五周年記念の罰ゲームだったっけね。でももうすぐ一年たっちゃうじゃないか」
潤「ここの管理人気紛れ更新の遅筆だからなぁ。まだまだつづくんじゃないの?」
竜弦「えぇい何をしている管理人!いい加減にしろ!早くかけ!いや、描くな!」
ジェイド「言ってる事が無茶苦茶ですねぇ」
竜弦「何でもいいから早くあの連載を終らせろッ!!」
セイロン「そうは言うても罰ゲームなのだ、仕方有るまい。我はちゃんと全うしたぞ?そなたももう暫く辛抱いたせ」
竜弦「この事態を招いた諸悪の根源の貴様が言うか…貴様がーーッ!!」
セイロン「な、何をする無礼者!その手を放さぬか!」
竜弦「黙れ単孔類!滅する!」
狩谷「あ〜あ、こっちも喧嘩始めたよ」
ネス「何かと相性が合わない二人なのかもな」
手塚「また地下一階を破壊するんじゃないか?」
ジェイド「ここはひとつ次男を応援でもしますか」
雨竜「応援してる場合じゃないだろう!ていうか、あくまでも自分が長男主張なんだ?」
潤「でもこんな風に喧嘩してたらまた…」
八戒「…二人とも、喧嘩はダメですよ?(微笑)」
経験者「!!(ビクゥッ)」
潤「ほらきた」
八戒「もし喧嘩したら…(背後に蠢く茨の蔦)」
セイロン「け、喧嘩などせぬよ!そうであろう父君?(大汗)」
八戒「…本当ですか?」
竜弦「う、うむ!勿論だ。そ、そうだ、私は仕事の急用を思いだしたぞ!そ、それではこれで失礼する(逃)」
セイロン「む!猾いぞひとりで逃げるで無いっ!」
八戒「おや、もうお帰りですか?お勤めなら仕方ありませんねぇ…どこいくんですか?あなたはダメですよレギュラーなんですから」
セイロン「ひぇっ!?す、すすっすまぬ、大人しくいたす!だからその蔦をしまわぬか!」
八戒「わかればそれでいいんです(微笑)」
ネス「あいかわらずの威力だな彼の微笑は。というより、例のあの技が、か?」
潤「自分は嫌味眼鏡と喧嘩するくせに人の喧嘩には厳しいんだよなあいつ…」
ジェイド「すごいですねぇ〜さすが暴力でココを仕切ってるだけあります!ところでどなたですか?嫌味眼鏡というのは」
雨竜「まさに君だろう(苦笑)」
狩谷「それにしても、アレっていったいどんな技なんだろうな?いまだ謎だよ」
セイロン「あんなものは知らぬほうが良い…(トラウマ)」
八戒「おや、皆さんも体験してみたいんですか?
別にいいですよ?」
一同「いえっ遠慮します!!(汗)」







<不審者発見>

ネス「しかし多少の身内の驚異はあるものの、今年は思いのほか平和に進行しているんじゃないか?」
手塚「攻男の乱入も無くここまできているのだな」

狩谷「そうだね、恐いくらいだよ」
潤「いわれてみればそうだよなぁ」
ジェイド「そういうことを言っていると、不幸が突然やって来るのが世の常というものですよねぇ」
八戒「縁起でもない事言わないで下さいジェイド」
雨竜「そういえばさ、なんだか最近また見た事無い人がサイトにいないかい?」
狩谷「見た事無い人?」
雨竜「うん、なんかいつのまにかサイトの片隅に部屋つくってるみたいで…」
ザエルアポロ「クハハハハハハッ!!」
一同「何だッ!?」

ザエル「くくく…面白い、ここは僕の研究の実験場所には最適だ」
雨竜「ちょ、ザエルアポロ!?何でこいつがッ!?」
潤「誰だよ?」
手塚「むぅ、ではこれが最近サイトをうろついているという奴か?」
狩谷「眼鏡に、僕口調…ということは」
八戒「受って事でしょうか?」
ジェイド「それでは椅子をもう一つ造りましょうかねぇ」
セイロン「ふむ、そなたどこから来たのだ?まぁよい。茶でも飲んで行かれよ」
ネス「さ、こちらにどうぞ」
ザエル「ほほぅ…珍しい生命体がいるね。なかなかソソられるよ…(含笑)」
雨竜「ちがっ…、こいつは敵だよ!みんな離れて!!」
潤「だって、最近みたこと無い奴がいるって自分でいったろ?こいつのことじゃないのか?見た事無いし」
雨竜「違う!こいつじゃない!」
八戒「え、違うんですか?」
雨竜「こいつはサイトの新顔なんかじゃない!前からいるBLEACHのキャラだよ」
ジェイド「おや、それじゃ顔見知りですか雨竜?」
雨竜「顔見知りも何も、なんで生きているんだ!?こいつは…」
ザエル「やぁ滅却師、君もいたのかい。あいかわらず低能そうじゃないか。くくく…」
雨竜「何だと…!」
手塚「顔見知りのようだが、仲は…悪そうだな」
ネス「彼じゃないっていうなら、最近サイトをうろついているっていうのは一体…?」
ギアン「ふぅん……なるほど、ここか。確かに色々な世界に繋がっているようだ。ここならあるいはあの世界に…」
セイロン「!!!」
八戒「おや、またお客さん?」
狩谷「さっきの人が違うってことは…それじゃこっちか!」
手塚「ま、まて…こいつ目が赤いぞ!?(汗)」
潤「こだわるなぁお前。でも赤目がサイトに四人目ってことは、赤目四兄弟か?(笑)」
ジェイド「よろしくお願いしますよ四男。いえ、三男でしょうか?私が貴方の兄です」
ギアン「兄…???」
ネス「おいおい、いきなりそんな事いっても混乱するだろう」
八戒「まぁとにかく貴方もこちらへどうぞ」
セイロン「ま、待てそなたら!そやつに気を許してはならぬ!」
一同「え?」
ギアン「!……ほほぅ…、こんなところに御使いがいるとは(含笑)」
狩谷「この人も違うっていうのかい?」
雨竜「確かに…僕が見たのもこの人じゃないよ?」
セイロン「こやつも新顔などでは無い…サモンナイト4に前からおるぞ」
八戒「それじゃこの方、お友達ですか?」
セイロン「友などであるものか!こやつのせいで守護竜殿は…!!」
ギアン「おや…それは逆恨みかい?なんでも守護竜は自害だったそうじゃないか。…君の目の前でね?くっくっく…」
セイロン「き…っ…貴様ぁーーーッ!!」
ネス「仲は…悪いようだな」
ジェイド「やれやれ、兄弟喧嘩はいけませんねぇ」
狩谷「だから兄弟じゃ無いから!」
雨竜「赤目三兄弟ってネーミング、思いのほか気に入ってるんだね…」
手塚「きっと奴も絶対暴れる系だ!そうに違い無い!」
潤「お前それ赤目に対する偏見だぞ?(苦笑)」
手塚「しかし見ろ、奴の目は…」
ギアン「君達は御使いの仲間なのか?私の邪魔立てするようなら…消えてもらう事になるよ…!(邪眼)」
セイロン「まずい!!やつの目をみるな!」
一同「もう遅い!(思いっきり直視)」
ネス「う…身体が痺れる…っこ…れは、邪眼…!彼はメイトルパの者か…!?」
手塚「ほ…ほらみろ…赤い目の奴はやはりこうだ…!」
潤「お、お前が…目の色どうこう言うから、思いっきり見ちゃったじゃないか…!で、でもたしかに、赤目にまともな人間いないのかもな…(苦笑)」
ジェイド「し…失礼ですねぇ〜…私はまともな人間ですよ?…くっ、しかし油断しました…封印術を喰らってなければこんな…」
狩谷「まただ…いつもこうだ…もうだめだ…終りだ…絶望した!…うぐ…ぐげ…グゲゲゲ」
雨竜「お、落着いて!理性を保って…!頼むから、絶望しないで!それ違う漫画だし!(汗)」
八戒「セ、セイロンさん…!早く、この術の解除お願いします…っ!」
セイロン「し…しばし待て、やつの隙をつかぬことにはどうにも…」
ギアン「ほほう、私の隙などつけると思うのか?」
セイロン「く…!」
ザエル「…お見事(拍手)」
赤目長男、三男「!?」
ザエル「ふぅん…君、ソソるね」
ギアン「…何だ君は?」
雨竜「う、そういやザエルアポロまだいたんだっけ!」
ザエル「その霊力…いいね、是非僕のフラシオンにしてあげよう。君なら最高の回復剤になりそうだよ(含笑)」
ギアン「…それは私の計画の邪魔をするという事だね? 」
セイロン「む、やつの気が逸れたぞ!今の内に…(祓いの儀式)」
ザエル「是非完品で僕のモノになりたまえ!さぁ!」
ギアン「気に入らないな…」
ジェイド「…ふぅ〜助かりましたよセイロン」
狩谷「一時はどうなる事かと思ったよ」
雨竜「本当、君がバケモノになっちゃうかと思ったよ(苦笑)」
潤「状態異常解除にはやっぱ欠かせないなお前」
セイロン「そんなことより、ここはマズイぞ!奴等の雲行きがどうにも怪しい!」
ザエル「啜れ…妖淫妃!!(帰刃)」
ギアン「邪魔だ…消えてしまえ!!(獣化)」
八戒「なッ!?危険です!皆さん僕の後ろに!!(防御壁)」
狩谷「うわわッ!?どっちもバケモノになったぞッ!」
手塚「ほらみろ!だからいったのだ!やはり赤目はああなのだッ!!」
潤 「赤くなくても結局バケモノになってるじゃねぇか!」
雨竜「皆、ザエルアポロの羽に触れないよう気をつけろ」
ザエル「そうらまずは肺だ…!!(内臓破壊)」
ギアン「ぐッ…(吐血)…っふん、なるほど(自己回復)その能力個性的だね、素直に賞讃させてもらうよ」
ザエル「ほほぅ…自己治癒能力か。面白い…その能力、イイよ君、最高にソソるよ!!」
ネス「な…なんなんだこの戦い!?」
ジェイド「エグくてグロい割には意外と攻撃が地味ですねぇ」
雨竜「悠長に観戦してないで、今のうちに何か手をうたないと…」
潤 「そうだ!お前例のアレであの二人を大人しくさせれないか!?」
八戒「 アレですか?できるかもしれませんけど…その間この防御壁消えますが、皆さん自力で堪えられます?」
狩谷「いや無理!それは無理!」
八戒「 それじゃできませんねぇ…」
ザエル「生きたまま捕えたいんだ…まだまだ死なないでくれたまえよ…!」
ギアン「煩いんだよ君は…」
ネス「う…何だか戦闘が本格化してきたぞ」
ギアン「消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えてしまえーーーッ!!(邪神召喚)」
セイロン「いかん、ギアンの詠唱範囲内に入るで無い!」
ジェイド「御忠告ありがとうございます。でもこの狭い室内ではまず無理な話ですね」
八戒「今回ばかりはジェイドに同意です!防御壁も、もう長くは持ちません…っとりあえず一旦部屋の外に退避しましょう!」
潤 「え!こいつらこの状態で放置すんの!?」
セイロン「致し方あるまい、退く事もまた勇気ぞ!」
ネス「でも背後は壁…」
セイロン「ホワァッッチャァ!!(破壊)…うむ?何か申したか?

ネス「い…いや、僕の見間違いだったようだ。壁などなかったよ…(苦笑)」
雨竜「さぁ皆急いで!」
ジェイド「戦闘員は民間人を護衛しなさい!全総員後退準備!」
潤 「随分指示慣れしてんな、大佐ってのは本当だったんだな…ってつっこんでる場合じゃ無い!逃げなきゃ!」
八戒「防御壁限界です、もう欠壊します…!」

手塚「いそげ!こっちだ!」
雨竜「君は僕に掴まって!(姫だっこ)」
狩谷「あっ、僕の車椅子…!」
八戒「僕が持って行きますから早く!」
一同「それっ勇気ある撤退!!(脱出)」







<お外でルネッサンス>
潤 「はぁ〜、何だったんだよあいつら」
ジェイド「血の気の多いのは感心しませんねぇ」
ネス「初登場時の攻撃開始までの最短記録保持者がよく言う…」
ジェイド「とりあえずここにあの部屋と同じ椅子と机をつくりましょうかねぇ…どっこいしょと(レプリカ複製)」
手塚「う〜む、いつみても便利な能力だ」
八戒「語尾に親父入ってましたけどね」
ジェイド「なにしろおっさんですからねぇ」
八戒「相変わらず地獄耳ですねぇジェイドは」
ジェイド「お誉めにあずかり光栄ですv」
鬼畜眼鏡「………(黒い微笑)」
狩谷「あ〜また始まった…」
雨竜「喧嘩になるの本当早いんだから」
八戒「…ま、その件はとりあえず置いておきますか」
ジェイド「それもそうですねぇ」
一同 「切り替えも早っ!」
八戒「気をとりなおしてお茶でも煎れ直しましょう」
手塚「お茶?そんなもの持って出て来る暇など…」
ジェイド「はいどうぞ」
八戒「はいどうも」
一同 「え」
セイロン「茶道具ではないか…それもそなたの複製能力か?」
ジェイド「えぇ、先程情報を抜いておきましたのでね」
ネス「いったいいつのまにそんな…?」
ジェイド「『全総員後退準備!』のあたりでしょうか」
潤 「あの時そんな準備をしていたのかよ(苦笑)」
雨竜「でも、肝心のお茶がないんじゃない?」
八戒「大丈夫、お茶の葉は僕が咄嗟にココに入れてきたんですよ」
狩谷「ここって…ちょ?!僕の車椅子をバッグ代わりに使わないでくれるかな!?」
八戒「ちょうど目の前にあったものですから。…さぁ、お茶はいりましたよ!今日はちょっと奮発して高級紅茶なんですv」
ジェイド「これは良い香りですねぇ。それではせっかくですから茶菓子も容易致しましょう。オリジナルより多少風味は劣ってますが…まぁないよりいいでしょう(レプリカ作製)」
潤 「げ!食べ物も造れんのか…なんでも有りだなお前」
手塚「食料不足の地でバイトでもしたらどうだ」
ネス「まさかその菓子の情報も…?」
ジェイド「『全総員後退準備!』のあたりですv」
潤 「一体あの時の号令は何の準備だったんだよ(苦笑)」
手塚「あの状況で咄嗟にここまで茶の事を考えているとは…人の神経はこうも太くなれるものなのだな…」
セイロン「しかし先程は危機一髪であったな。もう少しでギアンの召喚獣の餌食になるところであったぞ」
潤 「危うかったよなぁ」
手塚「俺達はいつもいつも、よく無事でいられるものだ」
狩谷「だいたい君が妙な事を言うからだぞ?」
八戒「そうですよ?サイト内で不審者を見たような事いうからですよ」
雨竜「それって…僕のせいなのか!?だって本当に見たんだもの!」
潤 「そんなやついるのか?いったいどんな奴を見たんだよ?」
雨竜「だから…僕が言ってるのはあの人達じゃなくて!…もっとこう、耽美っぽいていうか、セレブっぽいっていうか…」
?「例えば私のような?」

雨竜「そうそう、ちょうど君のような…って、まさに君ーーーーッ!!」
一同「誰!?」
?「御機嫌よう、麗しき殿方達(華麗に登場)」
潤「うわ、ちょっとイラッとした…」
八戒「僕は『だいぶ』ですけど?」
狩谷「何だいこのエセ貴族みたいな人?」
手塚「一体何者なのだ?」
デュファストン侯爵「これは申し遅れました、私デュファストン侯爵と申します。以後お見知りおきを」
ネス「侯爵…ということは本当に貴族か」
潤「うわ、ちょっと扱いづらそう」
八戒「『だいぶ』ですけど?」
雨竜「でも僕が見たのは確かにこの人だよ」
狩谷「ようやく招かれし本命ってことか」
手塚「ということは、受男なのだな?」
デュフ「受男?…あぁ、姫役の事ですか?えぇ、私は姫役の方が好きですねぇ…私の美貌の虜になる殿方達を見るのは愉快でなりませんv(微笑)」
ジェイド「どうやら相当の好きモノでいらっしゃるようですよ」
雨竜「まぁ、受男にはかわりないってことで…敵じゃないならいいんじゃない?(苦笑)」
セイロン「よく参られたな侯爵殿。さぁ、こちらでゆるりといたせ」
デュフ「お心づかい傷み入ります高貴なる龍の君」
セイロン「ほぅ、そなた我の高貴さがわかると申すか?」
ネス「…言葉遣いでわかるだろう」
デュフ「えぇ、それはもう。高貴な魔力に満ち溢れておられますから。名家の若君とお見受けいたしますが如何です?」
セイロン「そうか、我の気品がわかるか!そなた良い目をもっておるな。はっはっは♪」
デュフ「高貴なる若君に賞讃のお言葉を頂けて光栄に思いますよ(微笑)」
潤「なんかイラッとするな、この会話」
狩谷「これが貴族同士の上流階級な会話ってやつか?ついていけないよ」
八戒「ちょっと違う気が…まぁ貴族っていってもピンキリですからね。すべてがこうってわけじゃないと思いますよ」
手塚「しかし貴族など日本にまだ存在したのだな」
雨竜「言っとくけどここ日本じゃないし彼も日本人に見えないし。でもたしかに僕も人間の貴族は初めてみるなぁ、死神なら何人かみたけど」
ジェイド「…あのーみなさん、私も一応貴族なんですけどねぇ?(苦笑)」
潤「しっかし新しい奴が来てるなんて全然気付かなかったなぁ…いつからサイトにいたんだ?」
ネス「あまりにもひっそりとしていてわからなかったよ」
デュフ「初夏の風香る頃からでしょうか…ご挨拶が遅れて申しわけ有りません。あぁ、私の事はデュフとお呼び下さい(微笑)」
セイロン「うむ、心得たぞ侯爵殿」
デュフ「…………デュフと……」
手塚「気にするな、こういう奴なのだ」

雨竜「ところで君の世界ってどんな世界なんだい?」
デュフ「そうですね…異形の者に怯え逃げまどう人間と憎しみの絶えぬ闘争の世界…とでもいっておきましょうか」
潤「あれ、意外だな。てっきりルネッサンスな優雅な感じの貴族世界かと思ってた」
デュフ「勿論そのような気風もございますよ? ですがその裏では常に血と争いが消える事はないのです。私も剣技と魔法を幼き頃より磨いておりますよ」
狩谷「てことは、結構戦えるんだね君」
デュフ「そうですね…多少は、ね。ふふ…これも貴族のたしなみというものです」
手塚「だったら戦闘員としてこのサイトに加わっても問題なさそうだな」
ネス「そうだな…て、ええ!?彼、ここの新メンバーになるのかい!?急な話だな!」
八戒「そんな話聞いてないですよ!?今はジェイドだけでいっぱいいっぱいですからっ!」
手塚「なんだ違うのか?サイトに部屋を作るとはそういう事なのかと思ったのだが」
雨竜「たしかに…いわれてみればそうだね」
デュフ「御安心を、皆様の社交場を乱すような真似は致しません。枯葉舞う季節には飛び立とうと思っておりますよ」
八戒「詩人みたいな事言ってますけど、果たして思うように飛び立てますかねぇ」
ジェイド「なんだかんだと残されるのではありませんか?」
セイロン「部屋を作られたが最後、この地より抜けだせなくなるが世の常ぞ」
デュフ「いいえ、この地の神もそのつもりはないご様子ですよ?」
ネス「この地の神って管理人の事か。完全に期間限定と割り切っている、と?」
デュフ「えぇ。私がここにいるのも神々のほんの気紛れといったところでしょうか」
雨竜「なんだ、それじゃ新メンバーっていうよりは今回限りのゲストって感じなんだね」
デュフ「そう捉えていただいて結構ですよ(微笑)  フン…こんな場所、所詮暇つぶしに過ぎぬ
手塚「…!」
デュフ「…どうかされましたか?」
手塚「い、いや…今一瞬豹変したような…?」
デュフ「気のせいではございませんか?」
手塚「…そう、か…?」
潤「なに警戒してんだよ?こいつ目赤くないだろ?」
手塚「それはそうなのだが…今のは俺の見間違いなのか?(何か嫌な予感がする…) 」





<百合の咲く頃>
デュフ「……おや?…貴方…」
ネス「ん?僕が何か?…って、な、なんですか?」
デュフ「とても…いい香りがします(うっとり)」
ネス「そ、そうですか?別に香水とかは使ってな…って、近い!顔が近い!!ちょちょっと離れて下さい!!(汗)」
狩谷「なんだなんだ?急に?」
ジェイド「百合ですか?」
潤「男同士で百合って表現ははおかしいだろ」
デュフ「あぁ…これは失礼。あまりにも甘美な…甘い香りが貴方からしたものですからつい(微笑)」
ネス「甘…?……ハッ!!!」
八戒「どうしましたネスティさん、寒いんですか?震えてますよ」
ネス「甘い…?僕が甘いだって…!?僕から甘い香りを感じるだなんて、…それって……」
鬼畜眼鏡「クハハハハハハハ!!」
雨竜「うわっ!?ザエルアポロ!?」
セイロン「こっちまで追って来おった!?」
ザエル「つれないじゃないか滅却師ィ〜?」
ギアン「私から逃れられると思っていたのかい?」
狩谷「なんだなんだ?急に手なんか繋いでやって来て!?」
ジェイド「こっちも百合ですか?」
潤「だから百合って表現はおかしいだろ!って突っ込んでる場合じゃないぞ、お前等向こうで喧嘩でもなんでもしてろよ!こっちまで来んな!」
ザエル「喧嘩…そう、それなのだよ!」
ギアン「私達は戦っていて気付いたのだ!」
八戒「気付いたって、何がです?」
ザエル「いくら僕が手足を千切ろうと内臓を潰そうとこの男は瞬時に全快する!」
ギアン「いくら私が召喚獣で切り刻もうとこの男は自分の部下を喰って全快する!」

雨竜「あいかわらずエグい戦いしてるなぁ」
ザエル「いくらこの男に僕を産ませようと、どれだけ干涸びても全快する!」
ギアン「いくらこの男の肉体を跡形なく吹き飛ばそうと、どれだけ殺しても私の中に転生する!」

雨竜「ちょ!君達そこまでエグい戦いしてたの!?」
セイロン「産んだのか?!そなたこやつを産んだのかギアン!?」
ジェイド「それはちょっと見てみたかったですねぇ〜」
雨竜そんなこと言ってると君も孕まされるよ?」
自称天才コンビ「そこで気付いたのだ!」
ザエル「不死鳥の僕と!」
ギアン「不死身の私と!」
不死コンビ「戦っても全然決着がつかず、お互いただ痛いだけだという事に!!」
一同「馬鹿だろうお前等」
ザエル「そこでだ!」
ギアン「私達は!」
馬鹿コンビ「無駄に痛かった腹いせに貴様らを滅ぼす事に決めた!(手を取り合って意気投合)」
一同「なんでだよ!?本当馬鹿だろうお前等」
デュフ「ふふふ…これは愉快」
馬鹿コンビむっ!?何者!」
潤「うわっ!やめろって、出しゃばるな!」
八戒「
こういう人達は見て見ぬ振りしないといけませんよ!」
ギアン「なんだね君は…」
デュフ「ふふ…あぁ失礼。あまりにも低俗な思考回路で思わず笑いを禁じ得ませんでした」
狩谷「ちょ、このひと口調は丁寧だけど物凄く口悪いぞ!?」
ザエル「低俗…?何をいっているのか理解できないな。それはもしかしてこの天才の僕のことをいっているのか?」
デュフえぇ、それは勿論貴方達お二人の事ですよ?」
ギアン
ほぅ…君には、少し自分の力量を思い知らせてあげる必要がありそうだ

雨竜「まったくこれだからこのサイトをわかってない人は手がかかる…!フォローする僕らも大変なんだから」
セイロン「何をしておる融機人殿!侯爵殿を助けるぞ!」
ネス「い、いや…、その必要はないかもしれないぞ、彼は…」
潤「え?」
デュフ…フフフ …」
ギアン…何がおかしい貴様」
デュフ邪魔だ…退け…(リベルアウローラ開帳)」
ザエル…な…んだその本は!?そんなものは知らない…!」
八戒「なんですか…!?この強い妖気!?」
雨竜「う…この霊圧!霊絡が…金色!?こんなの見た事無いよ!?」
ネス「思った通りだ…この人…っ!!」
ギアンな、何者だ貴様っ…!?」
デュフ「フン…お前のような下等な者が知る必要はない…」
ザエルお前ッ…ただの人間じゃないな!?」
デュフ「それ以上喋ると楽には逝けんぞ…」
手塚「やっぱり…やっぱりさっきのは見間違いなんかではないのでは…っ!?」

狩谷「もしかしてこの人も人間じゃ無い系の人なのかッ!?」
セイロン「馬鹿な…!先程までは確かに彼奴の気配は人間そのものであったぞ!?」
ジェイド「く…人間にしてこの力ってことですか?…バケモノ並ですね
潤「こんな時に突っ込むのもなんだけど、お前がいうのかそれを…!」
デュフ「ククク…俺を貴様と呼んだ事を後悔するがいい!」
ザエル&ギアン「なっ…!?」
デュフフハハハハ!冥府を彷徨いたまえ!!(OVER KILL)」
ザエル&ギアン「なんだこれは!?うわあああああッ!?」
ザエル&ギアン「……!?」
……




<本とヒゲと肉>
一同………(呆然)」
デュフふぅ…(パタン)」
雨竜…えっと、ザエルアポロが見当たらないけど…」
セイロン「…ギアンも居らぬぞ?」
八戒「どこにいってしまったのでしょう…?」
デュフ「どうなさいました?せっかくの紅茶が冷めてしまいますよ?(優雅にティータイム)」
潤「紅茶…て、そんなことより人が二人消えちゃったぞ!?」
ジェイド「一体どういうことでしょう…!?」
デュフあぁ…先程の殿方達ですか?大丈夫、彼等ならここにいらっしゃいますよ?」
狩谷「ここ?…って、その本の中かい!?」
雨竜本の中って…うわ!居た!?このページ見て!ザエルアポロだ!!」
セイロンギアンも!?」
手塚「見開きで仲良く手をつないでいるな」
ジェイド「これは恥ずかしい絵ですね〜」
八戒「それにしても本の中に入るだなんて…これって、どういう原理なんですか?」
デュフ申しわけ有りませんが、この本の理についてはお教えできません。うふふ…」
潤「こいつら…死んじゃったのか?」
デュフいいえ、生きておりますよ。彼等は不死を豪語してらっしゃいましたしねぇ…殺せぬのならば捕らえて封じるまでです」
セイロンなるほど、その手があったか」
デュフ彼等は最早私の下僕と化しました。お望みとあらば再び出す事も出来ますよ?」
ジェイド「いえ、いい機会ですからその中でしばらく反省して頂きましょう」
狩谷「スゴイなぁ君の能力!」
雨竜貴方、召喚師だったんですね?」
デュフ召喚師…そうですね、そういう事にしておきましょうか(微笑)」
八戒「それにしても面白いですねぇ…本に入っちゃうだなんて。せっかくですからヒゲでも描いちゃいましょうか♪」
セイロンぶふっ!ぎ、ギアンよ…随分と威厳のある顔になったのぅ…ぷくく…」
潤「あ!あ!ボクにもやらせろよ!落書きの定番といえばこれだろ」
狩谷「あははは!額に『肉』って書いた、『肉』って!ところでなんで肉なのかな?」
潤「なんだ元ネタ知らないのかよ?これだから若い奴は…」
ジェイド「ならばこちらには…『米』っと」
潤「お!やっぱわかってるね!そうこなくちゃ(笑)」
ジェイド「ついでに頭からチューリップでもはやしておきますか」
雨竜ぶッ!ザエルアポロ…不様なものだな」
手塚「お……俺にも何か書かせてくれ(うずうず)」
デュフ…おや、あなたは御覧にならないのですか?(微笑)」
ネス「………!(後ずさり)」
八戒「どうしたんですネスティさん。面白いですよ?ほらほら!」
デュフ如何されました?」
ネス………僕に近寄るな…!(冷汗)」
デュフ「これはこれは、私も嫌われたものですね」
ジェイド「流石に今のは失礼ですよネスティ」
雨竜君らしくもないな。どうしたんだい?」
ネス皆気をつけろ!この人…………悪魔だぞ!!」
一同「え?」
デュフ……おや、何を突然仰るのですか?」
セイロン「何を申すか融機人殿、失礼であろう?侯爵殿は人間の気配しかせぬぞ」
雨竜…そうなんだよね、今は霊絡たしかに白いんだよねぇ…」
ネスさっきの戦闘、みなかったのか!?あの禍々しい魔力を!」
潤「見たけどさ、だいたい人間離れした強いやつとか珍しくもないだろこのサイト」
デュフ「あれはこの本の魔力ですよ?私の力ではありません」
狩谷「…だってさ?」
ネス「いいや嘘だ…騙されない…僕は騙されないぞ!」
手塚「気持ちはわかる…確かにあの男はなにか胡散臭い。だが専門家
が人間だといっているのだ、疑う余地はないだろう」
セイロン「うむ、侯爵殿は人間ぞ」
雨竜「うーん、人間…だと思う、よ?たぶん」
八戒「とりあえず今は妖気の欠片も感じません」
ジェイド「さぁどうなんでしょう、私にはさっぱりですねぇ」
潤「じゃあ口出すな!」

デュフ「みなさんあぁ仰っているのです、信じては貰えないでしょうかねぇ?」
ネス騙されないぞ…証拠ならある!」
デュフ「証拠?」
ネスそう…香り、だ」
セイロン香り、とな?」
ネスさっき彼は僕を『甘い香りがする』といった…僕は香水も何もつけていない。本来そんな匂いなどするわけがないんだ」
八戒「機械油の匂いとかじゃないですか?」
ネス茶化すなっ!僕はそんな匂いしない!…はず!(汗)」
ジェイド私の香水の匂いが移ったのでは?」
ネスそれなら僕じゃなく先に君に行ったはずだ」
雨竜…ていうか、どうやって移ったりするのさ?」
ジェイド「それは二人の秘密ですv」
ネス「ちょ、誤解を招く言い方をするな!さっきハンカチ借りただけだろうっ(汗)」

潤「それより、なんでその甘い香りが悪魔と関係あるんだよ?」
ネス「そう、それが何よりの証拠なんだよ!僕等融機人の血は、ある特定の種族にとっては最高に甘い甘露となるのさ」
デュフ「………」
ネス僕の血を甘いと感じる唯一の種族、それは………『悪魔族』!」
雨竜それって…!」
八戒「そういうこと、ですか?」
デュフ「………」
セイロン…何か申す事はないか?侯爵殿」

デュフ「………ふふ(不穏な笑み」
戦闘員!!(戦闘体勢)」
非戦闘員ひっ!(避難準備)」
デュフ「………ふふ…ははは!お見事です!(拍手)」
一同ほぇ!?(拍子抜け)」
デュフ仰る通り…私は魔界の者です」
狩谷「え?え?」
八戒「思いのほかあっさり認めちゃいましたけど…?」
セイロン驚いたぞ…我には人間の気配にしか感じなんだ」
デュフ私、人に成りきるのには絶対の自信をもっておりますのでね…
ふふ」
手塚「それではお前…本当に悪魔だったのか!?」
デュフ「悪魔?いいえ、違いますよ」

雨竜「え…?悪魔じゃないのかい?でもさっき魔界って…」
デュフやれやれ…あのような下等な者と一緒にして頂きたくはありませんねぇ」
「なんかよくわかんないなぁ…」
ジェイド「案外全部自称の妄想なんじゃないですか?たしかに本を開いた時の魔力は凄まじいものでしたが…いまはさっぱりですよ」
デュフ「ふふ…さぁどうでしょうねぇ?(含笑)」
ジェイド「…ッ!!(ゾクッ)」
狩谷「どうしたんだい?汗なんかかいて」
ジェイドいえ、どうも自称ではなさそうですね…」
八戒「今一瞬見せた妖力は並々ならぬ邪気でしたよ」
セイロンふむ…どうやらこやつ本当にサプレスの者のようだな」
デュフあぁ…そのように身構えないでいただきたい。危害を加えるつもりは微塵もありませんよ?」
ネス「騙されないぞ…そう言って油断させて、僕の血を狙っているんだろう…」
デュフ
「確かに私にとって貴方は最高の美酒となるでしょう…ですが私、今は訳あって肉も血も一切を絶っております」
雨竜「それじゃ、ネスティさんを襲う気はない、と?」
手塚「俺達のこともか?」
デュフ「えぇ、その気があるなら初対面でとっくに喰らっておりますよ」
セイロンなまじ可能な力を持っておるだけに一理あるな…我はこの男が嘘を言っているのではないと思うぞ」
八戒「そうですねぇ…とりあえず僕らに対する殺気は特に感じませんしね」
狩谷「さっきも結果的には僕らを助けてくれたようなもんだし…」
ジェイドいいんじゃないですか?とりあえずは味方ということで」
デュフ「…というわけですから御安心下さい、香しく甘美な君v(微笑)」
ネスう、いや…その言い方がまだちょっと恐い…(汗)」




<淫魔降臨>

潤「でもお前も不運だよな、このサイトに来ちまうなんてさ」
手塚「期限付きとはいえ管理人に目をつけられるとは、同情してもしきれんな」
セイロン「我も最初はこのサイトの恐ろしさを理解しておらんかったからな、軽率な行動をしたばかりに今やこのような始末…そなたもこのサイトのことがまだわかっておらぬのだろう」
デュフ「いいえ、ちゃんと理解しておりますよ?何を仰います、ここは素晴らしき所ではございませんか!」
一同はあぁ!?」
雨竜「えっと…ここがどんなサイトか本当にわかっ…」
デュフ日がな一日性の虜…群がる殿方達…絶えまなき肉欲…素敵です!あぁ興奮致します…v」
雨竜「…ってるみたいだね(苦笑)」
潤「…変態だ…(小声)
狩谷「この人とんでもない淫乱だぞ…(小声)
デュフそれで…最初はどなたです?」
ネスなにがだい?」
デュフどなたが私のお相手をして下さるのですかv?(わくわく)」
一同はあぁ!?」
デュフ「そうですねぇ…私、貴方がいいですv あぁなんという力ある麗しきファルサス…(舌舐めずり)」
ジェイド「え!?私ですか?」
デュフ「さぁ、私と欲の赴くまま戯れようではありませんかvv」
ジェイド「ちょ、ちょっと!?なんなんですかこの方ッ(汗)」
セイロン「…ファルサスとは一体何なのだ?」
八戒「う〜ん、なんでしょうねぇ」
雨竜「そんなのんきな事言ってないで、ジェイドさんを助けてあげないと…」
デュフ
「あぁ…
貴方も美味そ…もとい魅力的な力のファルサス!さぞや素晴らしき風味がするのでしょうね…うふふ」
雨竜「僕?!ななななっ!?ちょ、そういうのは困りますっっ!!(汗)」

ジェイド助かりました、後は頼みましたよ雨竜(押付け)」
雨竜「ちょっとおぉっ!(大汗)」
手塚「誰でもいいのかあの男は」
潤「どうやらそうらしいな」

デュフ「ほぅ…そちらのお二方は…」

お二方「う!こっちも目をつけられたか!?(冷汗)」
デュフ……なんだ…普通のファルサスですか(興味無し)」
お二方「うわ…助かったけどなんか悔しい…(落込み)」
ネスどうやら彼の言う『ファルサス』とは『人間』の事を言っているようだな…?」
デュフお察しの通りですよ、私達の言葉でファルサスとは人間を指します。中でもあなたは…あぁ、何と魔族に近き心地よい力なのでしょう…!」
ジェイドう!?(後ずさり)」
潤「魔族に近い力…なるほど、それであいつに執着なわけだ、納得」
狩谷「人間でありながら悪魔みたいな人だもんな」
手塚(お前もな…)

デュフおや、そちらのファルサスは…なかなか珍しいものを内に飼っているようですね?これは面白い、どんな味がするのやら…うふふ、興味をそそられます」
狩谷「え?え?次の鉾先僕!?」

デュフうふふ…ここにはなんという珍しきファルサスの多い事…私目移りしそうですv(ハァハァ)」
ファルサス一同「ひええぇ喰われるっ(色んな意味で)」

八戒「ちょっとちょっと!そういうのはダメですよ!?」
ネス人間にしか興味ないとわかれば僕も恐く無いぞ(強気)!ここの法を乱すような行動は止めてもらおうか!」
八戒「そうですよ、ここは受ばかりなんですからっ!共食いはダメですっ
デュフ私、そのような事にはこだわりませんよ?いいではありませんかそのような法など。神など殺せば法はなくなるのです」
セイロン「神殺しなど言語道断!そのような事は軽々しく口にするでない!我が許さぬ!」
デュフ「……ふむ…妖怪や龍というのもたまには良いですねぇ…v(にじり寄り)」
妖怪&龍「な、…ちょ!?人間にしか興味ないんじゃないのっ!?(汗)」

デュフそれに貴方の香りも先程から私をそそり続ける…v(じりじり)」
ネスうわわ…僕の場合本気で喰われるんじゃっ…(大汗)」
デュフさぁ、どなたからでもどうぞ!!」
一同「え…遠慮しますッッ!!」
デュフそう遠慮なさらずに、何故逃げるのです!」
一同「助けてーーーーっ!!(逃げ回り)
傍観者1「
うわーなんかサイト始まって以来の見た事無い状況に追い込まれてんな」
傍観者2「ここは やはり俺等は普通で良かったと思うべきか…」
デュフ
「ええい、この際そちらのファルサスでも構いません!我慢致しましょう!」
手塚「なにっ?!」
潤「ボク等には興味なかったんじゃないのかッ!?」
デュフ「さぁ、私と共に快楽の渦へとッ!!」
一同 結局誰でもいいんじゃないかーーっ!」
八戒「なんですかこの究極の淫乱襲い受さんはっ!?」
手塚「相手が受だろうとお構い無しだな」
雨竜「襲われる…このままじゃ僕ら襲われるよっ!」
潤「ダメだ、手に負えない…こいつ地下一階でおさまる器じゃないぞ!?」
狩谷「こうなったらもう、行くしか無いのか…あそこに」
ジェイド「いちかばちかです。向こうに行けば何とかなるかもしれません」
セイロン「退く事もまた戦略!」
ネス「よし、このまま走り抜けよう!」
一同「それっ!本日二度目の勇気ある撤退!(逃走)」
デュフ「あぁっ!お待ち下さ〜いv(追い掛け)」

 

六周年記念座談会後編に続く。




こうして逃げ出した男達はいったいどこに…?
って、もうわかりますよね(笑)








2008.07.11

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