受男座談会
(2003.07.11)


座談会参加者

<サイト一周年と新しいお友達>
八戒「このサイトも一年たったんですか、早いモンですねぇ」
潤「へぇそんなに経ってたのか……って、君達は一体誰なんだよ!?」
雨竜「その言葉はそっくり君にお返しするよ」
手塚「全員初対面だな…」
雨竜「なぜ僕達はここに集められているんだい? 」

潤「それ以前に『ここ』がどこなんだよ?」
八戒「まぁまぁ皆さん、細かい事考えても疲れますよ?今日はですねぇ、皆で楽しくトークでもしようじゃないかってことなんですよ」
雨竜「だからその意味がわかんないな。ジャンル全然違うのにさ」
八戒「まぁまぁ気にしないで!所詮僕らは同じ穴のムジナじゃないですか?みんな仲間ですよ」
一同「…………はぁ(溜息)」
八戒「じゃ、皆さんも納得いったところで…今日は新しいお友達を紹介しますね」
潤「お友達…って、幼稚園じゃないんだからさ…」
手塚「全然納得は出来ていないんだが」
八戒「さ、どうぞこっちへ」
狩谷「……どうもはじめまして、狩谷夏樹です」
一同「………(凝視)」
狩谷「…なんですか?」
潤「あーなるほどね…管理人の好きそうな感じだな」
雨竜「可哀相だけど君、もう諦めたほういいよ」
手塚「……犠牲者が増えて非常に残念だ」
狩谷「な…なんなんですか一体!?」
八戒「ホラホラ皆さん、感じ悪いですよ?だめですよ新人さん虐めちゃ」
雨竜「別に虐めてるわけじゃないけど」
手塚「むしろ同情だな」
八戒「というわけで、今日から彼も僕等の仲間なので皆さん仲良くしてくださいね?」
潤「仲良くったって、普段どこで接触あるんだよ。ジャンル違うのに」
八戒「だから細かい事は言いっこなしです!ところで…えーと、狩谷君でしたっけ?」
狩谷「はい」
八戒「何か皆に聞きたい事とかないですか?」
狩谷「聞きたい事…ですか?」
雨竜「不名誉ながら一応先輩だからね」
手塚「何かわからなければ聞いてくれ。適切な答えを返せる自信はないがな…」
狩谷「それは有難うございます、今のところ特にないですが…要するに此所はよく有るアンオフィシャルサイトという所なのでしょう?」
雨竜「う…ん、まぁ、簡単に言うとそうだね」
手塚「……こんな所、よく有るのか?」
潤「じゃあここがどんなサイトか解ってるのか?」
狩谷「堕落した女性向けの二次創作作品の展示でしょう?」
雨竜「うーん適確と言えば適確な表現だね」
手塚「どんな内容か本当に知っているのか?」
狩谷「腐った精神の女性が同性愛やら少年愛やら好き勝手に妄想して楽しんでいるのだろう?ふん、くだらないことをするもんだ」
八戒「よく知ってますねぇ」
狩谷「知ってますよ、うちは二次創作公認なものでね。そういう情報は入って来るんですよ」
雨竜「それじゃ君も納得済みって事かい?」
狩谷「納得というわけじゃないですが…むしろ猥褻な作品を展示する事で管理人の品格と知性を下げたいならどうぞ勝手にやればいい、というかんじだな」
潤「うわ、言うなぁ…」
八戒「こわいもの知らずですねぇ…後が恐ろしいですよ?」
雨竜「ぼ…僕は何も言ってないからね…」
手塚「しかしこうハッキリ言われると清々しいものだな」
狩谷「………ところで皆さんは僕の脚の事、何も聞かないんですね」
潤「脚?そういや車椅子だな」
雨竜「脚が悪いんだ?」
狩谷「ええ…何かと不便をしていますよ」
手塚「そうか……だがここではあまり関係ないだろうな」
狩谷「…?それはここは平等だって事なのかい?」
八戒「あははは、考えようによってはそうですね」
潤「逆に脚が動こうが関係ないからな……どうせ動けなくされるからね(小声)」
狩谷「動けない人にあわせるのかい?そうか…なんだ、此所はいい所じゃないか。こんな僕でも少し前向きになれるよ」
手塚「何か思い違いしているようだが…」
雨竜「うーん…誤解させておいたままのほうがいいのかもしれないよ?」
潤「その方が幸せだ」
八戒「今ショック受けるのも、後でショック受けるのも対して変わらない気もしますけどね」
狩谷「どういう事ですか?」
一同「いや、そのうち身をもってわかるよ」





<共通点と仲間ハズレ>
八戒「それにしても、こうやって並んでみると管理人の趣味が良くわかりますね。眼鏡で黒髪短髪、前髪長めの敬語口調って感じですか?いやぁこうも揃うと見事ですねぇ」
潤「……いや、ちょっと待ってくれ」
雨竜「あれ?君、眼鏡かけてないよね」
狩谷「そういや君だけ雰囲気が違うな」
潤「そうなんだよな。なんでボクはこの中にいるんだ?」
手塚「眼鏡以外に何か共通するものがあるんじゃないか?」
潤「眼鏡以外ねぇ…」
八戒「基本的に管理人は勉強出来る子が好きみたいですよ。ちなみに僕は少しのあいだ子供相手に教師をしてたことがあるんですけどね」
潤「勉強か…確かにボクは自慢じゃないけど学校をトップで卒業したし、英語も仏語も出来るけどさ」
雨竜「僕も学年一位の座を譲った事はないね」
手塚「テストは常に上位だな。今は生徒会長を任されている」
狩谷「僕も勉強は中学ではいつもトップクラスだったな」
八戒「どうやらこれは全員共通のようですね」
狩谷「なんだ、じゃあここの管理人は頭が良ければそれで良いのかい?」
八戒「んー…そういうわけでもないと思うんですけど…」
雨竜 「やっぱり性格とかも見るんじゃないの?」
八戒「そうそう、性格悪いのとか口が悪いのとかも好きだってこのサイトのどっかに書いてありましたよ」
潤「なんだよそれ!ボクは別に性格悪く無いぞ。君達と一緒にしないで欲しいな」
雨竜「僕だって口悪くなんか無いからね」
狩谷「そういうのは所詮自分自身では気がつかないものなんだろうな」
潤&雨竜「それはどういう意味だい?」
狩谷「そのままの意味だよ」
雨竜「ム…そう言う君はどうなんだ?」
潤「相当性格破綻した精神分裂症だって聞いたけど?」
狩谷「…また僕の悪い噂かい?全くどいつもこいつも…(ほんのり赤目)」

八戒「はいはい、そこまで!皆さんイイ性格してるように見えますけどね。とにかく喧嘩はやめて下さいね?……僕怒りますよ?(笑顔で殺気)」
一同「(恐ッ…) ま…まぁ、このへんにしておこうか…」
手塚「ということは俺も性格悪かったのか…今まで気にしてなかったな…」
八戒「あー、あなたはこの条件はちょっと違うかもしれませんね?性格も口も悪そうな要素は見えませんし。なにしろ天然ですしね」
手塚「てんねん?何だそれは?」
八戒「いえいえ、こっちの話です。とりあえず性格云々については置いておくとして、僕等は他に何か共通点があるんじゃないですかね?」
潤「何だろうな」
雨竜「僕が耳にしたところによると、『特別』なのが好きらしいよ」
手塚「特別とは?」
雨竜「そう、たとえば『天才』ってのが良い例だよね。少なくともこの中にそう呼ばれている人が二人はいるでしょ?」
潤「まぁ…確かに皆そう呼ぶな」
手塚「俺もそう言われているのか?」
八戒「そうですよ。あなた鈍すぎです」
雨竜「どうも稀少なのがいいらしいよ。僕なんかも『最後の一人』なんていう稀少モノだからね。他にも病気持ちとか古傷持ちとか、精神的にも肉体的にも何かしら人よりハンデを持っていたり…とか、そういうのがいいんだってさ」
潤「それは、思い当たる節が有るよ…」
手塚「あるな…」
八戒「僕も古傷はありますねぇ」
狩谷「…なんだい、それは遠回しに僕の事を言っているのかい?」
雨竜「い…いや、そこまで具体的に言ったつもりはないんだけど…たとえば…そうだね、えーと身体的条件だけじゃなく家庭的要素とかさ」
手塚「母子家庭とか、孤児とか、そういう事か?」
雨竜「あぁそう、そんな感じかな」
潤「孤児?確かにボクは孤児院育ちだったけど…」
八戒「おやあなたも?僕も孤児院出身なんですよ」
潤「へぇ、君もなんだ」
八戒「奇遇ですねぇ」
狩谷「家族は全員殺されたから、僕も今は孤児といえば孤児だろうな。親戚はいるけど…どれもあてにならないしね。むしろいない方がましさ」
八戒「なんか複雑そうですねぇ」
狩谷「僕の体がこんなだからね…いろいろあるんだよ」
雨竜「正式設定は曖昧だけど、僕も今のところこの世界(同人系)では孤児説が有力みたいなんだ」
潤「君もなんか複雑そうだよな」
雨竜「まぁ宿命やら、仇やら、いろいろあるからね」
手塚「…驚いた、皆孤児なのか?」
狩谷「そうみたいだ、凄い偶然だよ。…もしや君も孤児なのかい?」
手塚「い…いや、俺は普通に家族と暮らしている」
一同「………ふーん…それは良かったねぇ、一人だけ幸せそうで」
手塚「…な…なぜこんなに気まずいのだ…(汗)」
潤「それにしてもこれは意外な共通点だったな、ボク達が皆孤児だったとはね」
狩谷「一人を除けばな」
手塚「………う…なんとなく会話に参加してはいけない気がする…(汗)」

狩谷 「それにしても孤児好きなんて趣向、僕は聞いた事も無いよ」

雨竜「僕達が孤児ばかりだったってのは単なる偶然だとは思うけどね」
八戒「……あ!僕いま面白い事に気付きましたよ」
雨竜「何だい?」
八戒「皆一人称が『僕』なんですよね」
狩谷「言われてみれば…そうだな、僕って言ってるな」
潤「ボクは『ボク』っていうけどね」
雨竜「『ぼく』に変わりはないよ」
潤「確かにね」
八戒「ね?全員『僕』でしょう?」
一同「…………(視線)」
手塚「………ハッ…!?」
一同「……一人を除けばね」
手塚「…な…なぜこんなに気まずいのだ…っ(汗)」



<餌食の兆し>
狩谷「それはそうと、何で僕は今回新たに管理人に目を付けられてしまったんだろうか?」
雨竜「あぁ、それは誰もが辿り着く疑問だね。僕も新規参入の時そう思ったよ」
手塚「俺もだ。世の中には他にも候補がいっぱい居るだろうに…」
潤「そうそう、なんでボクが?って思うんだよね」
八戒「ここの管理人は怪我とか苦しんでるシーンとかがあると、惚れる切っ掛けになるケースが多いらしいんですよ。苦しんでる姿とか我慢してる姿が好きらしいです」
潤「純粋なサディストだな」
手塚「全くだ」
八戒「でもそれぞれ思い当たるシーンあるんじゃないですか?」
雨竜「前に管理人が言ってるのを聞いたんだけど……僕は腕を怪我した事があってね、両腕に包帯を捲いてる姿に堕ちたらしいよ。あと、不覚にも恋次に負けて瀕死のとことかね。漫画の性質上、結構出血率高いんだ」
八戒「あぁわかります、ウチも流血シーンが多いですから」
雨竜「君んトコも戦闘系?」
八戒 「そうなんですよ、怪我シーンなんて管理人に餌与えてるようなもんですよね」
雨竜「そうそう」
潤「ボクは…発作で苦しんでるシーンとか流血しながらのゴールとか、あの辺なのかな?あ、落馬で入院した事もあったな。うーん…どこなんだろう?」
雨竜「ハッキリしないってことは全部なんだよきっと」
潤「そういうもんかなぁ」
手塚「俺は跡部との試合で肩を傷めたシーンなんだろうな。そういえばラケットで腕を殴られたこともあったが…」
八戒「ダメですよ、ここの管理人にあんな姿見せちゃ」
手塚「あれでも限界まで堪えてたんだがな…」
雨竜「だからそれがいけないんだよ、堪える姿とかがマズイんだよ!」
狩谷「おかしいな、僕は別にストーリー中では怪我らしい怪我はしていないんだけどな」
八戒「おや、貴方の所って戦争モノなのに流血シーンとかないんですか?」
狩谷「僕は整備士だからね、前線には出ないからこれといった怪我は無いよ。だから血といえば…自分で脚にペンを刺して流れる血を見ていたくらいだな」
手塚「自分で…!?」
狩谷「あぁ、でも全然痛くはないんだ、僕の脚は痛みも何も感じないからね。…でもそれが酷く苛ついて、だから何度も何度もペンを刺…」
潤「いや、もういい!それ以上は言うな!」
雨竜「それだけで聞いてるこっちが充分過ぎる程痛いよ!」
狩谷「その他は………仲間に殺されるくらいかな?あぁでもこれは怪我じゃ無いか、死んでるからね。みんな腹の中では僕の事が大嫌いなんだろうな…ふふ…」
潤「もういいって!!」
狩谷「でもね、死んだ方がずっと楽に感じるんだよ。生きてるよりもね」
八戒「……そういう自虐的な考え方、僕は解らないでもないですけどね」
潤「ボクはそういう後ろ向きな考え方は大嫌いだね」
狩谷「はたして君が僕の立場でもそう思えるものかな…何もかもに見放され、裏切られたとしても」
雨竜「君の話はどうも重たいなぁ…」
手塚「そうやってストーリー中、始終苦しんでる姿を晒しているんだな」
一同「それは目を付けられるわけだ(納得)」
狩谷「そ…そうなのか?これがいけないのか!?」
雨竜「そういうことだね」
八戒「結局、皆なにかしら思い当たるエピソードがあったみたいですね」
潤「そういう君も当然あるんだろう?」
八戒 「僕ですか?そうですねぇ…
腹を裂かれて中から腸がはみだしてるシーンでしょうかね?」
一同「いや、それは違うだろう」



<皆いくつ?>
潤「…ところで、さっきから思ってたんだけど、君は管理人に頼まれた進行役なのか?」
八戒「そうじゃないですけど、誰かが話進めないといけないでしょう?…あれ?ひょっとして司会進行したいですか?」
潤「いや、遠慮する」
八戒「だったらやっぱり僕がやるしか無いでしょう、僕はサイト一期生で皆さんより先輩ですし。それに皆さん未成年でしょう?僕一番お兄さんですからねぇ」
潤「ム……僕も一期生で成人してるんだけどな」
一同「え!?」
潤「…なんだよその目は!?」
八戒「一期生なのは知ってましたけど…てっきり中学生くらいなのかと。貴方成人してたんですか?」
潤「失礼だなッ!!場合によっちゃボクが最年長だぞッ!」
雨竜「そうだよね、君はたまにもう一人いるよね?やたら髪の長いのが」
潤「あれは13年後のマルスのボク。今は風シルのボクだよ」
狩谷「13年後のマルス?」
潤 「う〜ん説明すると長くなるからやめとくよ」
手塚「そういや貴方ももう一人いたようでしたが…?」
八戒「あぁ、あれは500年前の僕なんです」
手塚「500年前!?」
潤「一体君はいくつなんだ!?」
八戒「あはは、やだなぁ僕は22ですよ?」
潤&手塚「???」
狩谷「もしや成人タイプの量産クローンか?永遠に22才の…」
「なんですかそれ?あれは正確には僕じゃないんですよ、彼は僕の前世なんです。細かい事は説明すると長くなるのでこのへんにしときましょうか」
手塚「そ、そうだな…なんか混乱してきたしな」
雨竜「まぁ外見じゃわからない年齢ってのもあるからね。15才位に見えてじつは150才だったりもするし」
潤「それとこれは全く別問題だってば」
八戒「ところで、そういう皆はいくつなのかな?」
潤「今の僕は21〜22才。たまに34歳」
八戒「え?」
潤「だから説明すると長いんだってば!はい次!」
雨竜「僕は15才。高1だよ」
狩谷「僕は14才です。どうやらこの中では最年少…のようですね?」
八戒「そうみたいですね」
手塚「いや、俺と
同じだ」
狩谷「何?……ちょっと待て、君が14だっていうのか?冗談だろう?」
雨竜「
君、僕より年下なの!?本当に!?」
手塚「どういう意味だ?」
狩谷「そういう意味だよ」
八戒「あはは嫌だなぁ、何をサバよんでるんですか?」
潤「本当の歳を言えよな!20いくつだ?」
手塚「…だから、それはどういう意味だ?」
狩谷「…だから、そういう意味なんじゃないのか?」




<地獄門開門>
八戒「いやぁ、いろいろ話して皆さんとも大分和んできましたねぇ」
雨竜「そう?」
潤「確執が激しくなってきている気がするんだけど」
八戒「そんなわけで、そろそろぶっちゃけトークでもしませんか?」
狩谷「ぶっちゃけトーク?」
八戒「ええ、このサイトに不満あるでしょう?要するにグチの言い合いみたいなモンです」
潤「それも悪くないな」
手塚「…俺は不満だらけだ」
雨竜「ストレスを発散させる場所って必要だよね」
八戒「まだ新人ですけど狩谷君も参加しますか?このサイトの『本当の顔』を知っておくいい機会ですよ

狩谷「本当の顔?何ですかそれは」
潤「その話はここじゃ出来ないな」
狩谷「?」
手塚「乗り気はしないが…いくか、彼所に…」
狩谷「何所だって?」
八戒「地下二階ですよ」
狩谷「地下二階?このサイトにはそんなものが…」
手塚「どうやらそこまでは知らなかったとみえるな」
潤「ふふ…果たして本当のこのサイトを知っても、さっきのような大口が叩けるかどうか見物だな」
狩谷「ど、どういう事…
(何やらただならぬ雰囲気…/汗)ちょ…待ってくれ…!ぼ、僕は…そ、そうだ!僕はこの後病院に行…」
雨竜「…逃がさないよ(ガシッ!)」
八戒「さぁ行きましょうか狩谷クン?(ガシッ!)
狩谷「わっ…離せッ!卑怯だぞッ、車椅子を掴むなんて…くそっ…」
一同「所詮僕らは同じ穴のムジナなんだよ」
狩谷「は…離せーーーッ!!」

 カラカラカラ…
 車輪の音が虚しく遠のいていった。


受男座談会地下二階へ→GO!





2003.07.11

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