<その後>
八戒「いやぁティエリアさん嬉しそうでしたね」
潤「あの堅物があいつの前だともうデレデレだったよな(笑)」
雨竜「あんな胡散臭い説明でコロッと信じちゃうくらいだもの」
狩谷「恋は盲目とは良く言ったものだね」
手塚「しかしあのような形でよかったのだろうか?結局、偽者だろう?」
セイロン「つかの間の夢を見るのもまた良いであろう」
ネス「彼は真面目すぎるからな。少し強引にでも息抜きをしたほうがいいのさ」
ジェイド「そういう事です。あとは勝手に好きなだけイチャイチャしていただきましょう」

ティエ「………(バタン!!)」
一同 「あれっ?」

 

七周年記念座談会・第二部
(2009.07.21)

座談会参加者

<ティエリア始動>
狩谷「もう戻って来たぞ」
ジェイド「早いですね。一回でいいんですか?」
八戒「露骨な言い方はやめて下さい」
手塚「どうしたというのだ?」
ティエ「ロックオンが…」
ネス「何があったんだティエリア・アーデ?」
ティエ「ロックオンが…ロックオンの様子がおかしい!(動揺)」
潤「やば…もうバレたか?」
雨竜「やっぱり偽者かどうかなんてわかってしまうものなんだね」
ロックオン「ティエリア!(バタン!)」
ティエ「(びくっ)…ち、近寄るな…!」

ネス「うーん、見た目的には完璧にみえるんだが…」
セイロン「侯爵殿、何かミスでもしたのであろうか?」
ロックオン「…あぁ〜ん、何故にげるのです!お待ちくださ〜〜〜〜いっっv(追)」
ティエ「うわわわ〜!!(鳥肌)」
一同 「ミスとか言う問題じゃない! 」
ロックオン「さぁ肌と肌で募る話を朝まで致そうではありませんか〜っ!さぁさぁ!(ハァハァ)」
ティエ「お、落ち着けロックオン・ストラトス!!貴方は今どうかしている!(逃)」
雨竜「完全に侯爵さんが表にでちゃってるし!」
狩谷「どこが化けるのは得意だって!?あれじゃ全然ダメじゃないか!!」
ジェイド「御馳走を目の前にして欲望には勝てなかったようですねぇ」
ロックオン「えぇい面倒です…!」
デュフ「いいから大人しくしなさい!!(変身解除)」
ティエ「なっ…貴方はロックオンじゃないのか!?(驚愕)」
潤「今の瞬間まで信じてたお前もどうかと思うぞ」
雨竜「ここまできたら気付こうよ」
ティエ「あの時頭部を負傷していたから…てっきり変な後遺症でも残ってしまったものかと…!」
狩谷「君、やっぱり本当は性能低いんだろ…」
ティエ「ということは…僕を騙していたというのか!?」
ジェイド「怒るのは後です!いいから早く逃げなさい!」
ネス「危ない!後ろだティエリア・アーデ!」
ティエ「えっ?」
デュフ「フハハハハ逃がさんぞ!!(捕獲)」
ティエ「うわぁッ!?(拘束)」
八戒「あぁ、ほら!言わないことじゃない!」
ティエ「は、はなせッ!」
デュフ「あぁ…なんという甘美な血識の香り…v(はぁはぁ)」
ティエ「くっ……」
潤「やっぱりあの侯爵にまかせると結果的にこうなるか…」
ジェイド「わかってはいましたけどねぇ」
潤「わかっていたなら呼ぶなよ!?」
セイロン「そんなことより助ける方が先であろう!」
ネス「…よし、ここは僕にまかせてくれ!」
八戒「ネスティさん、あの侯爵さんに勝てる自信でも?」
ネス「今こそ見せよう…融機人の力!」
デュフ「ウフフ…どこから頂くとしましょうかねぇ…v(舌舐めずり)」
ティエ「くっ…このような屈辱…!」
ネス「アクセス…!ティエリア・アーデ、始動!(ピピピッ)

ティエ「(ピピッ)!?…アクセスコード受理、安全装置解除(カチッ)」
セイロン「なっ?」
狩谷「なんだっ?」
ティエ「ティエリア・アーデ、バトルモード起動!(ガシャン、ガシャン、ジャキーーーン)」
一同「武装したーー!?」
デュフ「なっ、なんですか!?」
ネス「ゆけ!ティエリア・アーデ!」
ティエ「ティエリア・アーデ、目標ヲ破壊スル!(目から粒子ビーム!!)」

デュフ「きゃああああああああああああああああ!???」
一同「なんだこれーーー!?」
ネス「ウフフフ…まだまだ、こんなものじゃないぞ…!(含笑)」
八戒「…ちょ、ちょ、ちょっと待って下さいよネスティさん!?」
セイロン「そなた、もしかして戦闘ゲイル加工を…!?」
ネス「ティエリア・アーデ!飛行モード限定解除!」
ティエ「(ピピッ)解除コード確認(バシュン!)

狩谷「羽出てきたッ!?」
ティエ「飛行モード・オン!(高速上昇)」
手塚「飛んだーーーーーッ!?」
ネス「ターゲット・ロックオン、砲撃準備
!」
ティエ「(ピピピピ…)目標捕捉…エネルギー充填開始(キュウゥゥ−…)」
デュフ「な?な!?」
ネス「出力最大!照射!」
ティエ「ティエリア・アーデ、目標ヲ駆逐スル!(口からGNバズーカ)」

デュフ「きゃああああああああああぁぁぁぁぁぁぁァァア!?(爆撃)」
一同「やりすぎだーーーーーッ!!」
ネス「くっくっく…ティエリアゲイルは且つてティエリアの操縦していた機体の能力をその痩身に備えた最強のゲイル!どんな敵をも駆逐するのだ!」
潤「目がイッてる!完全にイッちゃってるマッドな目してる!」
ジェイド「なるほど…これが生物を改造してしまうというゲイル技術ですか。禁術として恐れられるワケですね。これではネスティの一族が監禁拘束生活を強いられたのも納得と言うものです」
セイロン「どういうことだ!?ゲイル技術は万が一の抑制機能だけ搭載するという話だったであろう!」
八戒「貴方、一緒に造っててネスティさんが何か細工してるの気付かなかったんですか!?」
ジェイド「何か組み込んでいるなぁとは思ったのですが…私もちょっとみてみたかったものですから(笑)…まさかここまでのものとは、いやぁ凄いですね融機人の技術は」
八戒「気付いていたなら止めてください!!」
ネス「フフフ…見たかこれが融機人の…!」
ティエ「〜〜〜〜〜ッ、ティエリア、キャスト・オフ!!(武装解除)」
ネス「何ッ!?」
ティエ「はぁ、はぁ、はぁ…なんだこの身体は…!?」
ネス「ゲイルパーツを自ら分離して自我を取り戻しただと…馬鹿な!?」
セイロン「馬鹿はどっちか!!(殴)」
ネス「痛い!」
ティエ「こ…これのどこが人間の身体なんだ…!?どういうことだネスティ・ライル!?」
ネス「えっ?………はっ!そ、そうだった…僕は何を…何てことを…!?ついうっかり色々と手を加えすぎてしまった…!」
手塚「やっと正気にもどったか」
狩谷「何がうっかりだよ…」
潤「うっかりでバズーカ機能つくか?」
ネス「す、すまない…正直に言うと久々のゲイル製作で、ちょっとテンションがあがってしまって…」
ジェイド「わかりますわかります!」
セイロン「そこはわからずとも良い!」
ティエ「これでは…僕は前より人間じゃないじゃないか!?」
ネス「しかし戦闘力は以前の肉体の数万倍だぞ!反応速度は数十倍、飛行速度もマッハ9まで…!」
一同「………」
ネス「あ、いやっ、そのっ…ひ…飛行機能はいらなかったかな?

手塚「バズーカもいらんだろう」
雨竜「ビームもね」
ジェイド「私が複製した所までは確かに人間の身体だったのですがねぇ…」
ネス「え、ええと…(汗)」
ティエ「僕は…僕は普通の人間に…なりたいだけなんだ……(涙)」
潤「あ〜あ、泣かした」
ネス「す、すすすすまない…本当にすまない…
!!(大汗)」






<魔王復活>
八戒「ティエリアさ〜ん機嫌なおして下さいよ」
ティエ(ツーン)
セイロン「流石にもうこの身体には入りたがらないようだな」
←抜け殻
狩谷「まぁ、あの性能をみたあとじゃな…」
潤「完全に兵器だったもんな」
ジェイド「ネスティのせいですね」
ネス「す、すすすすまない…」
手塚「しかしあれだけの攻撃を受けて原形を留めているとは…魔王恐るべし」
デュフ(失神)
雨竜「流石にピクリとも動かないけどね」
潤「おいおい、動かれたらボク等きっとただじゃすまないぞ?
いくらなんでもやりすぎたからな(苦笑)」
ネス「す、すすすすまない…」
八戒「気絶してる内にまたいつものようにそ〜っとサイトの外に置いてきますか」
雨竜「そうだねぇ…」
デュフ(…ピクリ)
雨竜「!?」
手塚「どうかしたか?」
雨竜「い、いま動い…」
デュフ「……く…くくく…フフフフ…フハハハハハハ…!!」
一同「!?」
デュフ「……しばらく生かしてもう少し遊んでやろうかと思っていたが…気が変わった!」
魔神シェイプシフター「貴様等全員、今直ぐ冥府に堕としてくれるッ!!(魔王降臨)
一同「うわぁっ!?」
手塚「な…なんだあの姿は!?」
狩谷「化物になっちゃった…!?」
セイロン「ム…っ桁外れな魔力を感じるぞ…!」
ジェイド「どうやらアレが彼の本来の力のようですね…」
雨竜「どうしよう…侯爵さんを本気で怒らせてしまったみたいだよ」
潤「今回ばかりは笑い事で済ましてくれそうにはないな…」
ネス「あそこまで徹底的に攻撃を与えたんだ、逆鱗に触れるのも当然の結果と言えよう」
八戒「誰のせいですか!」
ネス「す、すすすすまない…本当にすまないと思っている…(汗々)」
魔王「後悔するがいいぞ…下等なファルサスが!!(呪い
の闇)」
八戒「攻撃来ますよ!僕の後ろに早く!(防御壁)」
一同「急げッ!(避難)」
ネス「ティエリア・アーデ!早く君…」
ティエ「ん?(攻撃素通り)」
ネス「…は、実体がないから平気なようだな。いや、それならいいんだが…(苦笑)」

八戒「僕は防御壁を張り続けますので、とにかくみなさんは応戦を!」
雨竜「ようは動きをとめればいいんだろう。それなら…銀鞭下りて五手石床に堕つ、五架縛!」
セイロン「任せ給え!参られよマシラ衆、忍法・封呪陣!」
ネス「こうなったのも僕の責任…止めてみせる!いでよ
パラ・ダリオ、悠遠の獄縛!」
魔王「ふん?(無効果)」
封印失敗「!!」
魔王「………なんだ?今何かしたのか?(含笑)」
ジェイド「効きませんか…封印などと甘い事を言っている場合ではなさそうですね」
八戒「こうなったらまた気絶させて、サイトの外に放り出さないと!」
ジェイド「仕方有りません、本気でいきますよ…!」
セイロン「くらうが良い!奥義、吼龍連舞撃!」
ネス「アクセス…いでよ機竜ゼルゼノン!焼き尽くせ、バベル・キヤノン!」
雨竜「降り注げ!光の雨(リヒト・レーゲン)!」
ジェイド「
これで終わりです!インディグネイション!」
魔王「…ふぅん?(無傷)」
主戦力「なっ!?」
魔王「フフ…どうした、さっきからなにをしている?(魔神障壁)」
主戦力「これは…っ」
八戒「どうしたんです?なに攻撃やめてるんですか!?」
「…このままでは勝てませんね」
狩谷「ちょちょっちょ!?なにそんな簡単に諦めてるの!?」
ジェイド「諦めるも何も、彼には術が効かないのですよ」
ネス「最強の召喚獣の攻撃で無傷だなんて…!」
雨竜「霊矢も霊術も全く効果なかったよ」
セイロン「うむ…しかも術だけでは無く打撃でもダメージを与えられぬようだ」
ジェイド「どうやら何かシールドのようなモノがかかっているようですね。私達の攻撃がことごとく無効化されてしまいます」
潤「なんだって!?それじゃ手も足もでないじゃ無いか!?」
八戒「どうするんですか!?」
セイロン「さてどうしたものか…」
雨竜「何か弱点属性があるとは思うんだけど…それが何かわからないことには…」
ジェイド「とりあえず、術、打撃、弓、ではありませんね。おそらく槍も弓と同じ刺突系ですから結果は同じでしょう」
潤「魔法、打撃、弓槍以外って…あと何あったっけ!?」
ネス「八戒さんの気巧砲はどうだろう?」
八戒「この防御を解いて良いならやってみますが…?」
狩谷「だめだめ!それはダメ!(汗)」
手塚「意表をついて俺のサーブなら届くかもしれんぞ」
ネス「…届いたからなんだっていうんだい?」
潤「他には!?」
ジェイド「もうないですね」
狩谷「えええ!?」
雨竜「…こうなったら最終手段、こっちも秘密兵器の『アレ』を引っ張り出すしか!」
セイロン「うむ…『アレ』か。致し方あるまい」
狩谷「『アレ』ってなに?出せるものが有るならさっさとだしてくれよ!」
手塚「それにはお前の協力が必要なのだがな…」
ネス「…君、こんな状態で絶望的な気分になってきたりしないかい?」
狩谷「何か奥の手があるんだろう?だったら絶望しなくてもいいじゃないか!(希望)」

潤「…だめだ。本人がこの様子じゃ『アレ』はでてこないか…(苦笑)」
ジェイド「こういう時に限ってつかえませんねぇ(溜息)」
魔王「……おしゃべりはもう済んだか?」
潤「待って待って!もうちょっと待って!まだ取込み中!」
八戒「もう少し時間下さい!(汗)」
雨竜「どうしよう、あと他に何かあったかなぁ…(悩)」
手塚「…さっきの変型メカはどうなのだろうか?」
狩谷「さっきの?…そうか、アレなら一度大ダメージを与えられているし!」
雨竜「もしかしたら戦えるかも!」
八戒「今の形態の侯爵に効くかはわかりませんけどね」
セイロン「やってみる価値はあるだろう」
ネス「よし、それじゃあティエリア、頼…」
ティエ「断わる!」
手塚「拒絶が早いっ!」
潤「そこをなんとかっ!」
狩谷「頼むからもう一度闘ってくれ!」
ティエ「断わる!!その人形を勝手に操って闘わせればいいだろう!」
ネス「これは器だけじゃ動かないんだよ、生体が動力になっているから…」
ティエ「自分の意思で動く事が出来ないなど断固拒否する!」
ジェイド「頑固ですねぇ、こんな時に…」
魔王「全くいつまでもごちゃごちゃと…ふん、貴様らの相手など俺様が手をくだすまでもないな(下僕召喚)」
潤「げげ!何か狩谷みたいの召喚したぞ!?」
狩谷「失礼な!あの化物のどこが僕みたいなんだ!?」
手塚「申し訳ないが、そっくりだぞ…?」
八戒「そんなことでもめてる場合じゃ無いですよ!敵が増えちゃったじゃないですか!」
雨竜「とにかく早くさっきのを動かさないと」
ジェイド「ネスティ、出せますか?」
ネス「機体の調整は済んでいる、いつでも動かせるぞ!あとは…彼次第だな」
ティエ「僕は物じゃ無い…意思をもった人間だ!」
潤「わかってるわかってる!充分それはわかってるから、頼むからもう一回はいってくれってば!」
手塚「お前に頼るしかないのだ、今はお前が戦力の柱だ!」
ティエ「む………」
ジェイド「もう他に策はないのですよ、貴方にかかっているのです」
セイロン「そなたの力が必要なのだ!」
ティエ「むむ……そ、そこまでいうのなら…」
ネス「わかった…ティエリア・アーデ、君がそんなに嫌だというのなら仕方が無い」
ティエ「い、いや、君達がそこまで言うなら…って今…」
ネス「こうなったら最終手段だ……アクセス! 」
セイロン「融機人殿、召喚獣は奴には効かぬぞ!?」
ティエ「いや、だから今僕が…」
ネス「召喚………リジェネ・レジェッターーー!!」
リジェネ召喚「あはは、なんだか面白い事になってるね?」
一同「予想外のモノ召喚
したーーっ!?」
ティエ「まて…まさかリジェネを!?」
ネス「君の事だ、どうせ一部始終覗いていたんだろう?」
リジェネ「まぁね」
ネス「ならば説明はいらないな?」
リジェネ「いいよ。ティエリアより僕のほうが使える事を見せてあげる」
ティエ「馬鹿な!それは僕の身体だ!君がその身体をあつかえるわけが無…」
ネス「アクセス…リジェネゲイル、始動!」
リジェネinティエリアゲイル「リジェネ・レジェッタ、発進!!(ジャキーーン!)」
八戒「…全然普通に動いてますよ?」
ティエ「なんだとーーー!?(ショック)

ネス「うん、やはり思った通り何の問題もなく適合しているな」
ティエ「無理だ!リジェネは実戦経験などない、戦闘など…」
リジェネ「リジェネ・レジェッタ、敵ヲ駆逐スル!(粒子ビーム)」
魔王「何ッ!?」
ティエ「何ッ!?」
セイロン「おお、下僕を倒したぞ!」
リジェネ「ソノ罪、万死ニ値スル!(決めポーズ)」
狩谷「すごい!なんか漫画みたいな勝利ポーズまであるぞ」
雨竜「か…かっこいい…!」
ネス「敵を撃破すると実行するようになっているんだ」
ジェイド「無駄な機能をいれてますねぇ」
ティエ「あれは僕の台詞じゃないかッ!?なんでリジェネが…!」

ネス「君を基準につくったんだから仕方ないだろう?」
狩谷「よくみりゃあの機体、髪型変わってるんだね」
雨竜「あ、ほんとうだ。中の人によって変わるんだ?」
ティエ「むっ…」
手塚「どうやらすっかりあのボディに馴染んだようだ」
ジェイド「すでにリジェネのものとして定着したようですね」
ティエ「むむっ…」
魔王「えぇい、雑魚がこざかしい真似をしてくれる!!(攻撃)

リジェネ「リジェネ・ディフェンスモード!」
八戒「あの魔王の攻撃を真正面から防いでますよ!」
ネス「いいぞリジェネ、そのまま反撃開始だ!」
リジェネ「リジェネ・レジェッタ、目標ヲ破壊スル!(至近距離からGNバズーカ)」
魔王「ぐぁッ!?」
狩谷「結構効いてるみたいだぞ!」
潤「あいつバズーカとかそういうのに弱かったのか?」
ジェイド「なにしろファンタジーにはない成分ですからねぇ。免疫がないのでしょう」
手塚「これはいい勝負だ」
一同「頑張れリジェネゲイル!(声援)」

ティエ「…………」
セイロン「どうした、弟が闘っておるのだぞ?そなたは応援しないのか?」
ティエ「…僕じゃ無くてもいいのか?…リジェネでいいのか?…誰でもいいのか?……所詮僕の存在理由なんて四年前にすでに抹消…僕は見捨てられたんだ……ぶつぶつ…(落込)」
ネス「なんだか落込んでしまったぞ?」
潤「面倒臭いやつだな」
雨竜「まぁまぁそう落込まないで」
ジェイド「そうですよ、貴方もリジェネもどちらが代替品というのではありません。貴方と彼は顔が同じというだけで全く違いますよ」
ティエ「…そう、思うか?」
ジェイド「ええ、だって貴方はサラサラヘア−ですから」
ティエ「僕の存在理由はサラサラヘア−だけなのかーーーっ!?(絶望)」
八戒「逆効果ですよ、もっと落込んだじゃないですか!」
ティエ「ううぅ…所詮僕はただのサラサラヘア−だけの存在なんだ…(鬱)」
ジェイド「冗談ですよ、まったく面白い人ですねぇティエリアは。そんな貴方に…これをあげましょう」
ティエ「ううぅ…………!?それは…」
ジェイド「こんな事もあろうかと思いましてね…(含笑)」






<終焉の時>
リジェネ「リジェネ・バーストモード!」
魔王「くぅっ…」
潤「そこだ!行け!」
雨竜「もうひと押し!」
魔王「…粋がるなよガラクタが…(怒)」
ネス「…!?様子がおかしいぞ…リジェネゲイル、一旦後ろに退い…」
魔王「遊びは終わりだ…冥府に堕ちろ!!(V・スラッシュ)」
リジェネ「!!(破損)」
狩谷「うわぁ、壊れちゃった!」
リジェネ「破損率35%、戦闘力45%低下、機体維持能力55%低下…」
八戒「リジェネさんもういいです!機体を捨てて出てきて下さい、そうでないとあなたまで…」
リジェネ「リジェネ・レジェッタ、目標ヲ破壊スル。 リジェネ・レジェッタ、目標ヲ破壊スル」
ネス「聞こえないのか!?機体から離脱してくれリジェネ・レジェッタ!!出るんだ!」
リジェネ 「リジェネ・レジェッタ、目標ヲ破壊スル!」
ネス「僕の命令に逆らうなんて…!?本来ゲイルは融機人の命令に絶対服従なはずなのに…さっきのショックで故障してしまったのか!?」
セイロン「…いや、違うな」
ネス「え?」
雨竜「きっと彼がまだ闘いたいっていう意思を現しているんだよ」
ネス「馬鹿な…ゲイルが意思を…!?」
魔王「ククク…そんなに破壊されたいか?ならば…望み通り粉々にしてやろう!!」
ネス「!!避けろリジェネ!」
リジェネ 「反応速度60%低下、回避確立5%…」
雨竜「やられる…!」
ティエ「GNフィールド展開!!(攻撃反射)」
リジェネ 「!!」
一同「何ィ!?」
ネス「あれは…ティエリアゲイルか!?」
潤「…ちょっとまて、なんで同じのがもう一体?」
狩谷「あれ?ティエリアゲイルは今リジェネゲイルなんだから…」
手塚「じゃあこっちのは何だ!?」
八戒「同じものが増えたという事は、もしかして…」
ジェイド「もしかしなくても私ですよ」
一同「やっぱり!」
ネス「あれは君が造った複製のゲイルか!?」
ジェイド「えぇ、私が造ったティエリアの模造品をネスティが加工したティエリアゲイルを私がさらに複製したティエリアのゲイルです」
潤「ややこしい!」
セイロン「しかし、そなたの複製ではどこか劣化が生じるという話ではなかったか?」
ジェイド「その通りですよ」
ティエ「大丈夫かリジェネ!」
リジェネ 「リジェネ・レジェッタ、目標ヲ破壊スル」
ティエ「だから君には実戦は無理だといったんだ!後は僕に任せて下がっていろ!」
リジェネ 「リジェネ・レジェッタ、目標ヲ破壊スル…」
ネス「ティエリアゲイルは自分の意思で動いている…だと!?」
ジェイド「複製の過程で劣化したのですよ…貴方の命令を従順に受け入れる、という機能がね」
魔王「雑魚が…何匹来ようと同じ事!!(攻撃)

ティエ「そうはいかない!(回避)

魔王「躱しただと!?」
ネス「…僕が操っていた時よりも、戦闘力が高い…!?」
セイロン「それはそうであろう。そなたは肉弾戦を経験しない召喚師だからな」
八戒「ただの戦闘シュミレーションでは実戦を命がけで通って来た戦士の能力にかなうわけはありませんよ」
ジェイド「操り人形には限界があるということです」
ネス「………」
魔王「ふん…多少速くなったところでこの俺様に勝てると思うな!」
ティエ「ちッ!速い…!」
雨竜「それでも押され気味なのにかわりはないよ、このままじゃ…」
ティエ「クソッ…ネスティ・ライル!
この機体にはこれ以上の機能はないのか?!」
ネス「…よし、一か八か、あの機能を試してみよう! 」
ティエ「なんでもいい!そのミッションプランを送ってくれ!」
ネス「わかった!アクセス…シークレットコード0988、解放!(ピッ)」
リジェネ「コード0988受理(ピピッ)」
ティエ「コード0988、受理!(ピピッ)」
潤「なんだ?今度は何がはじまるんだ?」
ゲイル’s「トランザム!(ウィ−ーーン!)」
手塚「変型したッ!」
ゲイル’s「イノベイド・フュージョン!(ガシーーーン!)」
狩谷「合体したーーッ!?」
ツンデレ戦士「量子演算機動美少年!ツンデレ☆メガネ!!(キュピーーン☆)」
一同「なんか恥ずかしい戦士できあがったーーっ!?」
ネス「ライド・オーン!!」
雨竜「さらにそこにネスティさんが乗り込んだッ!?」
手塚「どこに!?」
八戒「もう無茶苦茶ですね…」
雨竜「なんて質量保存の法則を無視した現象なんでしょう…」
狩谷「大体、なんで元々一体しかないのに合体システムがあらかじめ組み込まれてあるんだよ?」
ネス「二体有れば合体ができるな…というちょっとした遊び心で試しに組み込んでみたのさ」
潤「遊び心でそんなものつくるなよ!?」
セイロン「だがその遊び心に助けられるかもしれんぞ?」

魔王「ふん!機械が寄せ集まったところでなんだというのだ!」
心は人間「僕は機械じゃ無い!」
心は人間「僕は人間だ!!」
潤「いやどうみても今はメカだぞ?」
雨竜「合体したその状態でいわれても説得力がないな」
八戒「まぁまぁ、盛上がってるから突っ込まないでおきましょう」
ネス「ティエリア、リジェネ!僕の魔力をエネルギーに変換するんだ!」
ツンデレ戦士「エネルギー・チャージ!ハイパーバースト!!」
ネス「これがこの機体の性能データだ!あとは…君の判断に任せる!」
ツンデレ戦士「わかった!いくぞ、必殺…!」
手塚「いったいどんな技が!?」
ツンデレ戦士「くらえ! こんな自分は認めないっ☆ビーーーーーームッ!」
魔王「ウグッ!」
狩谷「どんな自分?」
ジェイド「どういう意味なんでしょうね」
ツンデレ戦士「まだだ! 彼は私が守る♪バズーカー−ーッ!
魔王「むぐっ!?」
セイロン「彼、とは?」
雨竜「ロックオン・ストラトスのことじゃない?流れ的に」
ツンデレ戦士「とどめだ!!これでやっと貴方の元へいける。ミサーーーーイルッ!!
魔王「ぐああああぁ!(ダウン)」
セイロン「貴方、とは…」
雨竜「間違い無くロックオン・ストラトスだろうね」
狩谷「どれもなんて恥ずかしい攻撃なんだ…」
ネス「やった、ついに魔王を撃墜したぞティエリア、リジェネ!」
ツンデレ戦士「世界の歪みを☆破壊する!(キュピーン☆)」
手塚「決めポーズも一段と恥ずかしい仕上がりに!」
ジェイド「ツンデレ☆メガネ…色んな意味で破壊力抜群ですね」
雨竜「…か、かっこいいぞツンデレ☆メガネ!」
潤「まじで!?お前のセンスわかんねー…」
魔王「……ハァ…ハァ…ファル…サスごときが…っ!」
ネス「何!?これでもダメなのか…!?」
魔王「お、おのれ…こうなったらベセクに引き摺りこんで…!(リベルアウローラ開帳)」
手塚「まだ何かする気だぞ!」
狩谷「あの本って、かなりヤバい本でなかったかい?」
雨竜「たしかザエルアポロ達が飲み込まれて、散々な状態で戻ってきたんじゃなかったっけ!?」
八戒「ちょ、あんなの防御壁じゃ防げませんよ!?」
魔王「貴様ら全員冥府にーーー」
ロン「おい」
デュフ「ーーーっと、勇者殿ではありませんかv…どうしたのですか?(豹変)」
一同「おぉ!戻った!?(命拾い)」

潤「はぁ〜あぶなかった…危機一髪」
ジェイド「いいタイミングで保護者が迎えにきてくれましたねぇ」
セイロン「勇者殿が居ればもう暴れる事もないだろう」
八戒「早く持って帰ってくださいよ…」
ネス「ふぅ…どうやら危機は回避出来たようだ。もう戻っても大丈夫そうだぞティエリア、リジェネ」
ツンデレ戦士「…どうやって戻るんだ?」
ネス「あ…………」
ツンデレ戦士「まさか分離システムは組み込んでいない、とは言わないだろうな…?」
ネス「す、すすすすまない……
今急いでプログラムするよ!!(大汗)」
ロン「………まったくお前は…こんな所まで来て何をやっているんだ(溜息)」
デュフ「勇者殿、私が心配で迎えにきたのですね?ふふ…v」
ロン「シェイプシフター、もういい加減にしろ」
デュフ「またそうやってつれない態……!シェイプシフター…だと…?」
ロン「初めからわかってる。下手な演技はもうよせ」
デュフ「……!」
狩谷「あれ、言っちゃった」
雨竜「知らない振りしとくんじゃなかったの…?」
ロン「貴様がおとなしくしていれば暫く様子を見るつもりだったが…こうなった以上、そういうわけにもいかないようだ。やはり貴様は危険すぎる」
デュフ「な…何をいっているのです勇者殿?私は…(微笑)」
ロン「もういい、黙れ」
 終幕
一同「あ!!!」
ロン「…色々と騒がせたな。だがこれで静かになるだろう」
潤「静か…って、まさか本当に…!? 」
ロン「あぁ、殺した」
セイロン「そなた…その者を愛しておったのではないのか!?」
ロン「遅かれ早かれいずれこうするつもりだった…それが今になっただけだ」
雨竜「最初から殺すつもりで見張っていたというのか…?」
ロン「そうだ。これは俺がやらなければならない事なんでな。運命ってやつだ」
狩谷「信じられない…殺しあうのが運命だなんて…!」
「えーと、気付いてないかもしれませんが、貴方もよく見知った誰かさんに何回か殺されてますよ?」
手塚「どういうわけか次の座談会ではピンピンしてるがな…」
狩谷「はい?(自覚無し)」
ジェイド「それにしても魔王の最後はなんだかあっけないものでしたね…」
セイロン「我等が侯爵殿を妙な騒動に巻き込まなければこんな事には…」
ネス「そうだな…僕らが殺させてしまったようなものだ…」
ロン「まぁそう気にやむな」
八戒「ですが…」
ロン「どうせこれも奴の幻術だろう…いつかそのうちまたどこかに現れるかもしれんぞ」
一同「幻術!?」
潤「なぁんだ、本当に死んじゃったのかと思ったよ」
狩谷「そうだよな、良く考えたらあのしぶとい魔王が簡単に倒れるわけないよな」
手塚「ということはまたいつか乱入して来るかもしれないということか…!油断せずにいこう!」
雨竜「少しでも気に病んだ時間が惜しい!」
八戒「幻術だとわかったとたんに酷い言いようですねぇみなさん(笑)」
ジェイド「幻術…ねぇ。随分と生々しい幻ですね」
ネス「実体がそこにあるのに幻だなんて…?」
セイロン「まぁそう難しく考えるでない、そのうちまたひょっこり遊びにくるであろうて。…のう勇者殿?」
ロン「あぁ…たぶんな…(そういう事にしておくさ…)






<来るべき対話の日まで>
八戒「ロンデミオンさん、用が済んだら帰っちゃいましたね」
潤「まるで狩った獲物運ぶみたいに侯爵を担いで…猟師と鹿みたいだったよな(笑)」
雨竜「魔王があれじゃ、勇者稼業も大変だねぇ」
ジェイド「それにしても…本当にあれが幻だったのでしょうか。私は今までいくつも死体を見て来ましたが…どうにも本物にみえましたがねぇ」
セイロン「大佐殿…疑問は己の中のみに留めておくのだ。真実を知らぬ方が良い事もある」
ジェイド「…そうですね。私には…関係のないことですし」
手塚「何を二人で話をしているのだ?」
ジェイド「いえ、こちらの話です。貴方達にはわからない難しい話ですよ」
手塚「む?」
狩谷「なんかすっごい馬鹿にしただろ今」
潤「まぁ実際聞いたところでわかんないんだろうけどさ(苦笑)」
ジェイド「…これでよろしいですか?」
セイロン「それでよいのだ。うむ…そなたも大人になったのぅ(撫々)」
ジェイド「ちょ?なっ!?やめて下さい!虫酸が走ります!(鳥肌)」
セイロン「照れずともよい。あっはっは♪(撫々)」
八戒「何やってるんですか!?」
潤「うわ、怖!」
狩谷「この絵面!?怖!」
ジェイド「やめなさいセイロン!あなたも増やしますよ!?」
セイロン「する気も無いくせに言うで無い。愛いやつめ」
ジェイド「ほほ〜ぅ、ネクロマンサーの神髄を見たいようですね…」
雨竜「怖いもの知らずだなぁセイロンさんは」
手塚「本当に地下二階にばらまかれても知らんぞ…」
八戒「…ところでネスティさん、そっちの様子はどうですか?」
ネス「ふぅ…どうにか分離成功だ」
ティエ「まったく…そういうのは最初に組み込んでおいてもらいたい」
ネス「まさか本当にあのプログラムを使うとは思わなかったからさ…」
八戒「何しろ遊び半分ですからねぇ(苦笑)」
ネス「しかしこっちの機体は…もう使えないな。損傷が大きすぎる」
(リジェネゲイルの抜け殻)
雨竜「こっちの身体がティエリアさんのオリジナルだったのにね」
ジェイド「元々模造品なのですからオリジナルというのもおかしな気がしますけどね」
八戒「でもせっかく兄弟揃って実体になれてたのに、もう使えないなんてなんだか残念ですね」
リジェネ「構わないよ。僕は別に肉体が欲しかったわけじゃないし」
セイロン「しかし器と一緒に意識体まで破壊され無かったのは本当に幸いであったな」
狩谷「あの時は危機一髪だったよね」
リジェネ「ふふ、僕は結構面白かったけど」
ティエ「何を馬鹿な事を言っている!あのままじゃ君は意識体にまでダメージが及んで消滅していたかもしれないんだぞ」
リジェネ「でも、君が助けたよね。僕がいないとそんなに困るのかいティエリア?」
ティエ「それは、君が消失するとヴェーダのセキュリティが甘くなるからだ!勘違いをするな!」
潤「相変わらずツンデレだなぁ」
リジェネ「ふふ…まぁいいけどね。それよりティエリア?そろそろ…」
ティエ「……あぁそうだな」
ティエリアout「…わかっているさ」
八戒「あれっ?出ちゃうんですか?」
手塚「やはりメカな身体では不満だったか」
ティエ「そうじゃない。僕はもう、ヴェーダに戻ることにした」
ネス「また、ヴェーダに引き蘢るというのか?」
ジェイド「そう急いで戻らなくても、ヴェーダというのは自立起動したシステムなのでしょう?貴方達が不在でも然して問題なく維持できていると言うじゃないですか」
狩谷「まだ全然道連れにできてな…もとい、全然一緒に遊んでいないじゃないか!」
雨竜「もうちょっとぐらい人間になって遊んでいても大丈夫なんじゃない?」
手塚(人間…というか、ほぼメカだが…)
ティエ「いいや…これ以上人間世界にかかわる事は好ましくない。人間は人間の手で自らの世界を構築すべきだ。そこにイノベイドは居るべきでは無い」
手塚「しかしそんな事を言ってはいるが、お前はまだ人間に未練が有るではないか」
狩谷「ヴェーダになったこと、少なからず後悔してるんだろう?」
ティエ「僕はヴェーダとしての自分を望んだ。誰の指図でも、そうする事が定められて居たわけでもない…僕が、自分で選んだんだ。たとえ、僅かな未練が脳裏を掠めようと…それは後悔とは異なるものだ」
ネ「そうか…それが君のみつけた答えなんだな」
ティエ「僕は、来るべき人間達との対話の時まで人間に干渉せず、彼等の動向を見守ろうと思う…」
セイロン「人間と関わらぬように自らを封印か…ふむ、その志や善し。その意思は堅そうだな」
八戒「どうあっても戻るのですね…」
ジェイド「ティエリアは頑固のようですからねぇ。貴方がそうだというのなら、そうするのが一番いいのでしょう」
ネス「どうやら僕達は…結局余計な事ばかりしてしまったな」
ティエ「いや、君達が僕の為にしてくれた事…感謝している。僅かだが人と触れ合えて良い刺激になった。これで最後の未練が断ち切れたようだよ。僕はもう、ヴェーダである事を何も迷わない」
手塚「あんなメカな身体に入った事でも、人間への未練がなくなれたというのか?」
八戒「人間の身体に入ると碌な事がない、って言う意味で未練がなくなったんじゃないですか?」
リジェネ「ティエリア、まだ?先に行くよ?」
ティエ「いや…僕も行く」
雨竜「本当に行っちゃうんだね」
狩谷「君、凄い戦力だったのになぁ…もったいないなぁ」
ジェイド「凄い戦力なのはネスティのゲイルだったからのような気もしますが」
潤「もし気が変わったらいつでも遊びに来ていいぞ?」
ネス「そうだな、その時のためにこの身体はこのサイトに保管しておくよ」
ティエ「そうか…好きにしてくれて構わない」
セイロン「もちろん、そなたもいつでも来て構わぬのだぞ?」
リジェネ「僕?…ふふ、本当おかしなことを言うよね君達。ま、気が向いたら来てあげてもいけどね。気が向く事は無いと思うけど…」
ティエ「いつか来るべき対話の日が来たなら、また…会おう!(消)」
手塚「む…消えてしまった」
ネス「どうやらヴェーダに帰ってしまったようだ」
セイロン「あやつも大変な使命を背負っておるようだな…」
八戒「違いますよセイロンさん」
セイロ
ン「ふむ?」
八戒「使命じゃありません、『意思』ですよ…」
セイロン「そうであったな…(苦笑)」

〜in ヴェーダ 〜
リジェネ「ふぅ…やっぱり宇宙は落着くな。地上は嫌いだ」
ティエ「…そうだな」
リジェネ「……君、あっちに残りたかったんじゃないの?」
ティエ「………」
リジェネ「いっとくけど、君みたいな不完全なシステムなんかいなくたってヴェーダは僕が」
ティエ「……そういうわけにはいかない。僕は、僕達はヴェーダだからな」
リジェネ「……ふん、わかってるならいいよ」
ティエ「ふん…君に言われるまでも無いさ…」
リジェネ「それにしても、一つわからないな」
ティエ 「なにがだ?」
リジェネ「ヴェーダのデータを使えば以前と同じ肉体なんて幾らでも造れるのに」
ティエ「あぁ、そうだな…」
リジェネ「人間と遊びたかったんだったら、それに入ればいいじゃない」
ティエ 「僕は宇宙から人間達を見守り続けると決めた。だからもう、人間の身体に入り共に暮らそうなどとは思ってはない。たとえ可能だとしても、だ」
リジェネ「それなら尚の事、なんであんな中途半端な変な身体に入ったのさ?矛盾してるなぁ」
ティエ「それは…彼等が、あれを僕の為に造ったからだ」
リジェネ「 なにそれ?」
ティエ「君にはまだ…理解出来ない事かもしれないな」
リジェネ「…変なの」
ティエ(いつか…君も知るだろう)






<夏ですね。そうですね。>

狩谷「あ〜ぁ、結局道連れには出来なかったなぁ。あそこまで頑張ったのに残念」
潤「やっぱそこかよ!」
狩谷「そこだろう!」
ジェイド「いやぁ夏樹は正直ですねぇ」
狩谷「だってそうだろ?みんなも腹の中ではそうおもってるんだろ?」
ジェイド「いいえそんなこと!私はティエリアが少しでも楽しんで頂けたらと心から…!」
八戒「薄っぺらいですよジェイド」
潤「お前が言う程説得力の感じられないものはないな」
ジェイド「失礼ですねぇ」
ネス「実際楽しんでいたのは君のほうだろう」
ジェイド「いいえ〜貴方程ではありませんよ?(微笑)」
ネス「すすすすす…すまない…今回の件は本当にすまないと思っている!(薮蛇)」
雨竜 「ティエリアさん、これに懲りずにまた遊びにくるといいね」
セイロン「だがあの様子ではもうこちらに来る事もないのかもしれぬ」
ネス「そうだな
。彼は自分の役目を果たす事に…自ら選んだ道に、もう迷いはないようだった」
潤「決意は堅いみたいだったもんな」
手塚「まだテニスが出来るのに引退してしまうのと同じだ…並の決意ではない」
八戒「テニスと人生を一緒にしないで下さい。規模が違いますよ(苦笑)」
雨竜「…………ん…?(チリ…)」
狩谷「どうかしたのかい?」
雨竜「いや、なんだかいま弧雀が…?(………気のせいかな?)」

潤「しかし侯爵も疲れるけどティエリアも結構疲れる奴だったよな」
ジェイド「えぇそうですね。頑固でいじっぱりで扱い辛いったら…」
セイロン「まだまだ未熟よのう」
ロックオン「まったくあいかわらず手のかかるやつだよ。それでも昔に比べりゃ随分と成長したもんだな…安心したぜ(苦笑)」
八戒「今であれですから、昔は随分と苦労したんでしょうねぇ」
手塚「目に浮かぶ様だな」
ロックオン「ま、あいつも色々と踏ん切りがついたようだし。これで俺も…帰って良さそうだな」
雨竜「もう帰るのかい?」
ロックオン「あんまり長い事ここに居るわけにもいかないのさ。今日は面白いモン見せてもらったぜ…それじゃ、な」
八戒「そうですね、ゲストさんも皆帰ったことですし、そろそろ僕らも帰りましょうか」
潤「今年もぐだぐだだったなぁ」
手塚「いつも思うが、こんな座談会で良いのだろうか?」
セイロン「それなりに七周年らしく賑やかな会合になったから良いのではないか?」

狩谷「…さて、それじゃ解散するか」
雨竜「……あれっ?」
ジェイド「どうしました雨竜?」
雨竜「侯爵さんは…さっき、いなくなったよね?サイトからっていうか、一時的にこの世界から…」
八戒「そうですね?」
雨竜「それじゃ…いま此所にいたロックオンさんは…誰?」
一同「……え?」
潤「…そこにはだれもいなかったぞ?」
雨竜「だって今ロックオンさんがひょっこり現れて会話に…セイロンさんの後に相槌うってたよね?」
八戒「…セイロンさんの後に相槌うったのは僕ですが」
雨竜「え!?」
ジェイド「幻でも見ていたのではないですか?」
雨竜「僕にしか…彼が見えていなかったっていうのか?」
ネス「大体ロックオン・ストラトスは四年前に既に…」
狩谷「……あれっ?」
一同「ということは…」
潤「………ぎゃああああああああぁあ出たーーーーーーー!!」
狩谷「ひええええええええ 本物だ−ーーー!!(泣)」
手塚「悪霊退散!悪霊退散!」
雨竜「そうか、それでさっき弧雀がざわめいたんだな…大丈夫、プラスだよ彼。悪いものじゃないから」
狩谷「取り憑かれる呪われる連れていかれるうわあああぁあぁん(取り乱し)」
八戒「落着いて下さい!貴方はもうそれ以上取り憑かれることないですから!先客いますから!」
雨竜「…って、全然きいてないね?(苦笑)」
セイロン「そういえばたしか一日だけ帰って来れる日、というのが与えられるのであったな」
ネス「まさかそれが今日だったのか?」

潤「ちょ、寒気してきた!帰ろう!もう帰ろう!」
狩谷「やだやだ!こんなところにもういられないよ!(泣)」
手塚「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏!」
八戒「はいはい、わかりましたから解散しましょう!だからもう落着いて下さいって!」
ジェイド「いやぁ、夏ですねぇ…(苦笑)」

 

 

おしまい。

 

 

 

 

七周年記念座談会・第三部?
(2009.07.21)

座談会参加者

遅れて来た主役達>
攻一同「毎年恒例!七周年記念座談会ーーー!!」
悟浄「……って、受が誰もいねーじゃねぇかッ!?」
不二「そりゃそうだよ。だって七周年記念はとっくに過ぎてるもの」
一護「誰かさんの遅刻のおかげで間に合わなかったみてーだな?」
ピオニ−「なんだ?お前達俺のせいとでもいいたそうだな」
速水「いいたそうもなにも、実際君が原因だしねぇ」
岡「いくら皇帝とはいえ、社長出勤も甚だしい大遅刻であったぞ」
ピオニ−「しかたないだろ?ジェイドのやつがとんでもない脱走防止トラップしかけていきやがったんだ!」
シンゲン「どんな罠だったのです?」
ピオニ−「よくぞ聞いた!なんと俺が王宮から抜け出そうとすると、俺の可愛いジェイド(※ペット)が譜業の檻に閉じ込められてしまうという極悪非道なトラップだッ!解除するのに国中の譜術士を総動員してだな…

攻一同「………」
ピオニ−「な、なんだその目は!?」
悟浄「ペットが檻に入れられることがそんなに重大か!?」
一護「大体、ペットは檻にいれるもんだろ?」
ピオニ−「何を言う!俺は健やか放し飼い主義なんだ!」
速水「どうでもいいよそんな主張…」
不二「ていうかペットの名前だけで充分ひくんだよね」
岡「そんな理由で遅れてきたというのか…」
マグナ「おかげで座談会出損なっちゃったじゃない!」
ピオニ−「ま、まぁそう怒るなよお前等!まだ座談会終ったばっかりっぽいじゃないか、その辺探せば誰かいるだろ?きっと」
悟浄「ポジティブだよなお前って…」
シンゲン「どちらにしろここに溜まっていてもしかたありません、とりあえずその辺を探してみますか…」
一護「そうすっかぁ」
速水「……見て!あそこに人が寝てるよ?」
攻一同「何!? 」
シンゲン「本当にまだ残ってる受男がいたのですな!」
悟浄「誰だ?八戒か?それとも鬼畜メガネか?」
眠り姫
攻一同「……あれ?」
不二「この人、この前の乱入眼鏡美人さんだよね?」
速水「なんでこんなところで寝てるんだろう?」
悟浄「不用心で無防備ですよお嬢さ〜ん♪…って、ん?触っても
無反応だな」
岡「……死んでいる」
攻一同「えええぇっ!?」
ピオニ−「冗談!寝てるんだろ!?」
岡「いや、脈がない。死んでいるようだ」
悟浄「まじか!?」
岡「しかし…妙だな。死後硬直もなければ変色もしていない…まるで死体とは思えない」
一護「…なんか義骸みたいだな…?」
不二「ねぇ、こっちにも人が倒れてる!」
ピオニ−「今度は誰だ!」
マグナ「…え…?あれ?この顔…」
眠り姫2
悟浄「!?こっちと同じ顔じゃねぇか!」
ピオニ−「同じ顔…?(……まさか…!?)」
速水「双子だったのかな?」
岡「みたところこっちも死んでいるようだが…」
シンゲン「怪我をしている様ですな。おそらくこれが死因なのでしょう」
不二「君達よく死体の前で平気で会話できるねぇ…」
悟浄「まぁ、なんつーかあれだ。職業上の慣れっつうの?」
岡「ちょっと待ちたまえ、この傷口…普通では無い!」
一護「なんだこりゃ?機械の部品?こいつ、ロボットだったのか?」
岡「いや、しかし包んでいる皮膚は間違いなく人間の皮膚だ」
速水「なんだか機械と人体が融合しちゃってるみたいだね」
不二「…ん?なんかそんなような人このサイトに一人いなかった?」
マグナ「………ネスのこと?」
不二「そうそう、ネスティさん!」
シンゲン「彼は機械と人体の融合した種族なのでしたな」
悟浄「あいつと同じ種族ってことか」
マグナ「いや…ネスは最後の生き残りだからネス以外に融樹人がこの世界にいるはずは………!(まさか…!?)」
岡「ううむ…不思議な個体だ」
一護「しかも同じ顔だしな」
マグナ「………機械と融合した身体……か」
ピオニ−「…………同じ顔が2つ……か」
悟浄「どうしたんだよお前等?そんな険しい顔して」
ピオニ−「此所でとんでもないことが行われたのは動かし難い事実のようだな…」
マグナ「…どうもそのようだね」
ピオニ−「このまま見過ごすわけにはいかない… おい、その複製品を運び出すぞ!」
不二「複製品?」
速水「これのこと?」
W眠り姫
一護「いったいどうするんだ?」
ピオニ−「それは重要な証拠だ。そいつを奴につきつけてやるのさ」
マグナ「真実を確認しなきゃならないからね」
攻一同「?」
「これはどうやら…たっぷりとお仕置が必要なことになりそうだ…(静かな怒り)」

 

 

おしまい?

 

 

 

 

<完璧な仕事の後始末>
「ない……ない…!?一体どこにいったんだ!」ネス
「ネスティ、ちゃんと探したのですか?置き場所を間違えたんじゃ無いですか?」ジェイド
「確かにここに…コールドカプセルを用意している間になくなるなんて…!?」ネス
「誤動作がおきて勝手にどこかに行ったのではないでしょうね!?」ジェイド
「そんな馬鹿な!君こそ意識情報を削除し損ねて動きだしたんじゃないだろうな!?」ネス
「そんなはずはありません!」ジェイド
「僕だってそんなミスはしていない!」ネス
「それじゃあ…なんでティエリアとリジェネの身体が無いのです!?」ジェイド
「僕が知るか!!」ネス
「…などともめている場合ではありません」ジェイド
「そうだった!僕はあれを造った事が知られると困る…」ネス
「私だって困るのですよ!」ジェイド
「とにかくあの人に見つかる前になんとしても探しださないと!(必死)」証拠隠滅願望

 

 

伏線を残しつつ…おしまい。








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