(ふぅ…なんとかここまで辿り着きましたね)
キムラスカ王宮内の来客の間。
案内されたその部屋のベッドに腰掛け、ジェイドは一息溜息をついた。
なんだかんだと邪魔が入り脱線し 封印術まで喰らってしまう羽目にはなったが、
なんとか当初の目的であるキムラスカまで辿り着いた。
これでようやく、本来の目的が果たせる。
戦争状態を締結させる為にキムラスカと和平を結ぶ事、
それがマルクト皇帝より託された、ジェイドの使命。
先程のキムラスカ王への謁見では
皇帝直筆の親書と導師イオンの力添えがあり、
ようやく両国の和平を結ぶ兆しが見えて来た。
あとは明確な返事を受け取れば、ジェイドの使命は果たされる。
(このまま何事も無く済めばいいんですけど…)
いらぬ心配であってほしいと思う反面、ここは敵国。
何事も無いわけなどないと思ってしまう。
「失礼します」
部屋の前で声がした。
「…どうぞ」
扉をあけて現れたのは、キムラスカの兵士の姿。
「我々と一緒に来て頂こうかジェイド・カーティス」

さぁ、あなたはどちらのルートに進みますか?

a) 素直に従う  b) 反抗的に振舞う



ちょっとしたゲーム感覚で2パターンの展開をどうぞv

2008.04.27

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